埋設地雷の使用を停止するようNLDが勧告
2016年05月08日付 The Voice 紙

ヤンゴン、5月7日

 シャン州北部チャウメー郡での、国軍と少数民族武装勢力の戦闘において、地元の人々が負傷あるいは死亡しているため、武装勢力として地雷の使用を停止するように勧告した旨、国民民主連盟(NLD)が文書を出した。

 5月1日にチャウメー郡のマンカウ村落区コンギン村で、武装勢力が使用した地雷が原因で地元の男性一人と女性一人が亡くなったが、それに対して送ったお悔み文書でそのように述べた。

 上記の文書にNLD政党のウー・ティンウー最高顧問が署名し、戦闘において地雷を使用して双方が直接戦うことは、少数民族である人々や罪のない子供たち、誠実に生活している人々に多くの危険が及ぶため、今のうちに停止させるよう心から勧めると述べられていた。

上記の文書をチャウメー郡のNLD政党を経由して遺族へ5月5日に送ったことを同郡NLD議長ドー・ヤタナーソーゾーが説明した。「亡くなった男性は、前回の選挙で私たちの地域のまとめ役として十分活動した人です。だから最高顧問の立場で文書を送付したのです」と同氏が述べた。

 上記のコンギン村の近くで、5月1日に地雷が爆発し、地元の二人が亡くなり、一人が負傷したことをチャウメー郡のNLD政党から知り得た。

 チャウメー郡では国軍と少数民族武装勢力との戦闘が頻発しており、また現在、少数民族武装勢力であるシャン州復興評議会 (RCSS/ SSA)とタアン(パラウン)民族解放軍 (TNLA)の間でも戦闘が起きている。

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( 翻訳者:河野美由貴 )
( 記事ID:2476 )