多くの貴重な写真や記念品のある企画展「戦争の記憶」が開かれる
2016年04月27日付 VietnamPlus 紙
4月26日午後、ハノイにてベトナム軍事歴史博物館による企画展「戦争の記憶」が開幕した。
この企画展は、「ベトナム 激しい戦争」、「向こう側から返ってきた記念品」、「時とともに生き続ける記念品」、「過去を閉じて、未来に向う」という4つの部分から構成されており、2010年から2015年までの間にベトナム軍事歴史博物館が収集・受領した数千点におよぶ資料の中でも、価値のある代表的な写真・資料・記念品を展示している。
展示されている代表的な400点を超える写真や記念品により、企画展ではベトナムにおける激しい戦争の全体像が忠実に生き生きと再現されている。またアメリカがベトナムで引き起こした非正義の戦争や、戦争での勝利を目指したベトナム民族の勇敢な抗戦について、アメリカ人民を含む世界各国の人民のより明確な理解に資するものとなっている。
この企画展には、ベトナムで参戦したアメリカ退役軍人たちが返還してくれた我が軍の多くの記念品も展示され、戦争の痛みを鎮めるのに貢献している。特にこの企画展では、越米協会によってベトナム軍事歴史博物館に寄贈された、戦後の越米関係の正常化と発展の過程を反映した一連の写真も紹介されている。
この企画展では多くの代表的な資料・写真・記念品が展示されている。例えば、烈士グエン・バン・タックの日記や、烈士ダン・トゥイ・チャムの手紙、烈士グエン・ゴック・クインの手紙、タム・ダオK3小団兵士フン・チー・キエンの名がしるされた防空機関銃大隊の「決心書」、第367特攻団の団体と個人に贈られた「英雄部隊」の旗と143の「解放戦功勲章」、南部解放軍兵士の各種の証明書や勇士功労賞などである。
この企画展は、愛国心や民族の誇りを教育し、軍と人民を鼓舞して民族大団結の力を発揮させ、社会主義の祖国ベトナムをしっかりと建設し守る決心をさせるのに貢献している。
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( 翻訳者:森本真由 )
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