ヤンゴン 5月20日
ミャンマー・ティラワSEZホールディングス(MTSH)の株が、ヤンゴン証券取引所(YSX)に上場され、取引初日に、基準価格の40,000チャットより10,000チャット高い1株50,000チャットで売買されたことがYSXの発表により明らかになった。
MTSH社の株に関心がある人が過度に多いため、このように高値になったと、MTSH会長のウー・ウィンアウンは述べた。
「OTC(店頭市場)では70,000チャットで取引を終了していたので、現在40,000チャットで取引を開始しているとなると人々が強く関心を抱くのも無理はない。徐々に価格が上昇すれば、売り手は一層増えてくるし、買い手はだんだん減っていくものだ。市場が自発的に決定していくだろう」と、MTSH社顧問でCB証 券会社取締役のウー・タウンハンは述べた。
MTSH社の株は合計で10,157株取引され、まだ50万以上の買い注文が残っていることを、YSXは明らかにしている。
MTSH社株の買い注文の規模は売り注文の100倍以上で、月曜日にも価格は再び上昇するだろう、と投資家たちは推測している。
「一定の価格に達したら、売りに転じるようになってくると思う。今の相場では売り手の関心は弱く、さらに上昇するとして、どのあたりで手を打つのかということは株の保有者にかかっている」と、ウー・ウィンアウンは述べた。
YSXの2番目の上場企業であるMTSH社は、ミャンマーと日本2カ国が共同で運営するティラワ経済特区での開発計画、建設、土地の貸借売却、特区を視察に訪れる投資家のためのサービス等の事業を主に行っている。
MTSH社が現在発行している株式は389万株で、追加発行するという計画は今のところないことを、MTSH社のプログラムディレクターのウー・トゥーレインアウンが明らかにした。
( 翻訳者:入船友維 )
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