ヤンゴン6月25日
国連特別報告者であるヤンヒー・リー氏のシャン州訪問旅程において、安全上の理由からとして禁止されていたチャウメー郡への訪問が許可されたことを、シャン州首席大臣リントゥッ博士が述べた。
ヤンヒー・リー氏がチャウメー郡を訪問できるよう、地域の安全に関する会合が行われているが、クッカイン郡への訪問は許可することができないと同大臣は説明した。
「クッカイン郡への訪問は、安全上の理由から決して許可することができない。チャウメー郡やその他の地域については訪問できるよう、現在調整中である」と同氏は更に付け加えた。
国連総会においてミャンマーの人権状況に関し報告を提出するヤンヒー・リー氏は、6月19日から7月1日までの日程でミャンマーに滞在する予定であり、ヤカイン州を訪問した際には、州政府関係者らを含め、現地の組織の一部と会談した。
それ以外にもヤンヒー・リー氏は、シャン州で起こっている内戦避難民のキャンプを訪問できるよう要請したが、安全上の理由で許可できない地域もあることから、関係当局と協議中であることが、政府関係者への取材によって分かった。
シャン諸民族民主連盟書記長のウー・サインニュンルィンは、「クッカイン地域は予断を許さない状況にある。安全確保は重要だ。安全上問題がある地域への訪問許可は出さないのがよい。見えるところ以外にも危険は潜んでいる」との考えを述べた。
（ 翻訳者:大橋 響 ）
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