拷問の根絶に向けて政府が行動するよう要請
2016年06月27日付 The Voice 紙

ヤンゴン 6月26日

人間の尊厳を傷付ける拷問を、新政府が直ちに取り締まる必要があると、ミャンマー農民連合の会長が述べた。

6月26日午後2時、ダゴンミョウティッ(北部)郡区ボーフムーバトゥー通り、第48地区、葬儀扶助協会(ヤンゴン)のトゥカ講堂において行われた、「拷問の犠牲者を支援する国際デー」の式典で、ドー・スースーヌエーが、「現在政権を担っている政府内には、以前政治犯らを拷問した人々がいる。彼らに対して指示を出し、拷問が根絶するように行動すべきである」と述べた。

拷問に関しては、国家の要人たちが、自らの責任を知り、その責任を負う事によって、一人一人が変わる必要があると、人民議会議員であるドー・ズィンマーアウンが述べた。

拷問を受けたのは、内戦が起きた少数民族居住地域の地元民らと政治犯であること、刑務所内で拷問を受けたために200人以上の政治犯が死亡したこと、旧政治犯らの72%が肉体的な、75%が精神的な拷問を受けたこと、彼らに対し、棍棒や鎖などで殴打したり、顔をマスクで覆ったり、組み合わせた両手を頭上に載せてしゃがみこむ態勢を取らせたり、電気ショックを与えたり、絶食させたり、睡眠妨害をしたり、独房に収容したりしていた事が、拷問撲滅活動をしている、人権文書のためのネットワーク(ND-Burma)の訴えにより、明らかになった。

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( 翻訳者:鈴木  聡 )
( 記事ID:2695 )