ヤンゴン7月4日
ヤカイン州の地元住民である土着諸民族を「ヤカイン族」とだけ呼んでいくとヤカイン州政府が声明を発表した。
上記の意向を示した声明を7月4日付で発表し、ヤカイン州で突然発生した状況に基づき、「ヤカイン州にいる仏教徒の地元土着諸民族」という言葉を決して使用せず、ヤカイン州民たちの要望である「ヤカイン族」とだけ使っていくと明らかにした。
ヤカイン州のムスリムコミュニティという用語に反対して、ヤカイン州にある町々で地元住民らがデモを起こし、一日経って州政府がそのような声明を発表した。
州政府が7月4日午前に会議を行った後、「ヤカイン族」とのみ使用する意向を発表したと、ヤカイン州政府のスポークスマン、ウー・ミンアウンが述べた。
「私たちはヤカイン土着民族をヤカイン土着民族と呼んでいく。国民の要望のとおりに呼称を使っていくことを発表した。情報省が使用したヤカイン州にいる仏教徒という言葉は使わない」と同氏は述べた。
しかし、ヤカイン土着民族が受け入れていない「ヤカイン州のムスリムコミュニティ」との用語に関して、州政府の意向をさらに汲むことが必要だとシットゥエ市民のウー・タントゥンが述べた。
「ヤカイン州政府の声明では、ベンガル人ということに関連した用語は含まれなかった。その用語を政府が正式に明示してくれるように再びデモをして要望を出していく」と同氏は述べた。
新政府に移行後、ヤカイン州にいる少数派異教徒を「ヤカイン州のムスリムコミュニティ」と呼んでいくことをまったく受け入れないとして、ヤカイン州内の町々で7月3日にデモが行われた。
「州政府だけで独自にやったのではない。これは連邦政府の意向も含まれている。連邦政府の意向も、ヤカイン土着民族と関係しているので、この通りだ。今起こっている問題のために声明を出したのだ」と大統領府副局長のウー・ゾーテーが述べた。
( 翻訳者:萩原 和宏 )
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