ビンズオン省で越独大学の建設始まる
2016年10月06日付 VietnamPlus 紙
越独大学の建設予想図
越独大学の建設予想図

 10月6日午前、ビンズオン省ベンカット市のトイホア街区において越独大学建設の着工式が行われた。
 これはベトナム政府とドイツ連邦共和国の間の教育協力プロジェクトで、ベトナムにおける優秀な大学かつ世界で高く評価される大学づくりを目指すものである。
 式の参列者の中には、政治局員・ベトナム祖国戦線中央委員会議長であるグエン・ティエン・ニャン教授、共産党中央委員・教育大臣であるフン・スアン・ニャ副教授、共産党中央委員・ビンズオン省党書記のチャン・ヴァン・ナム氏の姿があった。
 式の挨拶でグエン・ティエン・ニャン教授は、越独大学はベトナム政府とドイツ連邦共和国の間の国際協力の基礎の上に誕生する非常に特別な大学であると述べ、政府が大きく目標に掲げている質の高い教育研究カリキュラムを提供する優秀で地域的・国際的レベルの大学の創設を実施し、ベトナムの大学教育の改革過程を促進することに貢献するであろうと述べた。
 大学の重要な使命として、工業化・現代化、国際統合が進むこの時代の中、国の発展を促す先進的な科学技術の成果につながる人材教育・高度人材育成が挙げられる。
 そのような意味で越独大学は、ベトナムとドイツ連邦共和国の長期にわたる伝統的な友好協力関係の象徴であると見なされている。
 起工式は1万2,000名の学生を育成することができるような現代的な設備を備えた校舎の最初の礎を置くことに加え、大学が地域や世界を視野に入れた大学へと発展する強固な「支柱」をつくるものである。
 越独大学副学長のハー・トゥック・ヴィエン博士によると、現在大学は、11コースにおいて1,260名を超える学生、院生を育成しており、授業・学習は英語で行われている。大学の各コースはカウンターパートである複数のドイツトップクラスの技術校を参考に選ばれている。
これまでに、大学では400名近い学生・院生を卒業させており、卒業生の大多数は国際的な仕事に就くことができている。
 越独大学の卒業生はドイツとベトナムの双方で学位が認められ、ヨーロッパ全体でも承認される。
 越独大学のプロジェクトは、総資本が20億USD以上で、そのうち18億400万USDは国際開発協会(IDA)からの優遇借款で、ベトナム政府分は2億200万USDである。
 校舎は現代的な建築モデルを基に建設され、敷地面積は50.5ヘクタールである。敷地内には校舎、図書館、学生寮、教員宿舎、教務エリアやその他施設が建設される。
 プロジェクトは4年後に完成し使用が開始される予定だ。

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( 翻訳者:仁比祥太、森本真由 )
( 記事ID:2863 )