タイの難民キャンプからミャンマー難民65人が居住地に戻る (2016年10月28日 24)
2016年10月28日付 The Voice 紙

ミャワディ 10月27日

タイのターク県オウパン郡内にあるヌポ難民キャンプで庇護を受け暮らしていたミャンマー難民のうち65名が、第一陣として10月26日に帰国した。両政府の合意のもとタイのメーサウを経由しミャワディに至った旨、入国管理局が明らかにした。

もともと100人ほどの難民が帰還する予定でいたが、様々な理由で、65人だけが居住地への帰還を果たした。

「ミャンマーで1年刑務所に入れられ釈放された後、ヌポ難民キャンプにやって来て8年が経つ。現在の政治状況に進展もあり、政府保証のもと帰還できるので、居住地に戻ることになった」と元政治囚のドー・キンサンイーが述べた。

居住地に戻る人々には、カイン州、モン州、ヤカイン州、ヤンゴン管区域、タニンダリー管区域とバゴー管区域からの難民が含まれ、一部には健康を害している者もいることが移送責任者からの情報でわかった。

「連邦レベルでは社会福祉・救済・再定住省に中央委員会を設けた。カイン州としても委員会を設けた。この二つの委員会が合同で対応に当たった」とカイン州安全保障・国境問題担当大臣のアウンルゥン大佐が述べた。

ミャンマーに戻る内戦避難民に対しては、住む場所を用意し、救済・再定住局が、1家族につき30万チャット、1人につき交通費1万チャットずつ支給する旨、救済・再定住局の副局長ウィントゥンウーがその移送式典において述べた。

その他、ミャンマー赤十字社も1家族につき10万チャットずつ支給するものであり、帰還者に対してUNHCRも、大人1人につき8千タイバーツ、子供1人につき4千バーツ支援することが、同氏の発言で明らかになった。

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( 翻訳者:倉橋美希 )
( 記事ID:2908 )