文化スポーツ観光省は、各地域での祭りの頻度と規模を縮小し、営利目的の祭りや文化的生活の実施に関する規則に違反している祭りに開催許可を出さないよう各地方に提議した。
　これは中央政府直轄の各都市や省の人民委員会に送付された文化スポーツ観光省基礎文化局4237号文書の注目すべき内容の一つで「2017年の祭りの開催と管理業務の増強」に関するものである。
　またこの文書では、文化スポーツ観光省は各都市・省の人民委員会に対し以前は許可したものの反感を生み、社会の暴力行為を助長し、衝突を引き起こすような祭りの開催を止めるよう担当各部局を指導するよう提議した。
　ここ数年の間に、生き物を供物としてささげる習俗、動物を「突く・切る・衝突させる」儀式（闘牛・豚の屠殺）や暴力的要素を持つ殴り合い、奪い合いに関連する多くの伝統的な祭りのうち、いくつかの祭り（ハノイ市のゾン祭り、フート省のフェット祭りなど）は住民や観光客の安全を損なうとして、相対立する激しい論争を引き起こしている。
　こうした現実を前に、文化スポーツ観光省は闘牛と闘牛祭りの開催に関する文化スポーツ観光省基礎文化局459号（２月19日）文書で、地域の伝統的な祭りでなければ闘牛と闘牛祭りに開催許可を出さないという要請を出している。
　基礎文化局（文化スポーツ観光省）の代表は、全国の地方にはヴィンフック省のハイリュー闘牛祭り、ハイフォン市のドーソン闘牛祭り、フート省のフーニン闘牛、トゥエンクワン省のハムイェン闘牛に代表される多くの伝統的な闘牛祭りがあると述べている。
　ハノイ市のフックト、バックニン省のフーソン、ラオカイ省のバオタンのような他の地域の闘牛は、全て商業的な性質を持って開催される新しい祭りである。
　「純ベトナム的な麗しい習俗にそぐわないような外から来た神仏や奇妙な物を遺跡の区域や祭祀の場に持ち込まないで、文化遺産法に基づいた遺跡の本来の姿を保持する」という点も、2017年の祭りの開催と管理業務における重要な要請の一つである。

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（ 翻訳者:橋本実穂 ）
（ 記事ID:2929 )