独学で二年学んだ女性が、ハイフォン日本語コンテストで一位を獲得
2016年11月06日付 VietnamPlus 紙
大会組織委員会、ホアン・ティ・チャムさんに一等賞を授与
11月6日ハイフォン市にて、ハイフォン人民委員会と在ベトナム日本国大使館が、「ハイフォンと日本の友好」というテーマで第4回日本語コンテストの決勝を開催した。
大会組織委員会は、JikaJika社所属で「私と日本語のご縁」という題だったホアン・ティ・チャムさんに1位を与えた。第2位は「私が成長するきっかけ」という題のレー・ティ・トゥー・チャンさんに与えられた。また同時に他の参加者では1人が3位を、5人が激励賞を受賞した。
このコンテストは、まだ日本に行ったことがなく、ハイフォンで勉強し生活している35歳以下の人が対象で、学習者の勉強の機会となり、言語を交わし、日本のネイティブと交流し、二国の文化についての理解をシェアし、共に手を取り合い二つの民族間の友好を育てるという目標のもとで行われた。
コンテストはベトナムと国民そしてハイフォン市のイメージを、外国語を学習し使用する活動を通して国際社会にアピールすることを狙い、また同時に、日本の各地方との友好関係、協力関係を強化することを狙いとしている。
参加者は、「ハイフォンと日本の友好」という内容に沿ったテーマで300〜500字の作文を組織委員会に送ることでコンテストに参加した。
予選で組織委員会は最も優秀な8人を選出した。決勝では、参加者は審査員の前で直接スピーチを披露した。それぞれの参加者が、自分の日本や日本語へ理解や愛を表現した。
参加者のホアン・ティ・チャムさんはこう語る。「私は2014年から日本語を独学で学んできました。日本の会社で働いているので、日本の言語や文化について理解を深めたかったのです。日本語をよく勉強するにあたって、インターネットの動画の指導に従って一生懸命練習する以外にいちばん大事なことは、情熱とねばり強さでした」
コンテストでのスピーチで、ハイフォン経済特区管理委員長兼ハイフォン越日友好協会会長のドー・チュン・トアイはこのように認めた。「ここ数年の日本語コンテストの成功に続いて、今年のコンテストは4度目の開催となり、引き続きハイフォン市民の関心を集めることができました。コンテストの参加者は市内で日本語の学習活動を促進することに貢献する中核的人材であり、多くの参加者はコンテストから巣立った後成長して、ハイフォン市民と日本の各県各都市の人々との間で友好的メッセージを伝えることに貢献しています。参加者は、地理的には離れていても多くの点で似通っており、二つの民族の発展と平和を共に構築しているという二国の文化についての理解を堂々と発表しました」
この5年間連続で、ハイフォンは外国直接投資(FDI)の誘致が多い全国トップクラスの地方であり、中でもハイフォンでの外国投資額が最も多い2つの国が、日本と韓国である。
日本だけでみると、100以上の会社がハイフォンで投資、経営しており、その中には世界でもトップの企業グループであるブリヂストン、京セラミタなどもある。ハイフォン開催の日本語コンテスト出身者は、日本の会社に入社する輝かしい候補者となったり、現在働いている組織で引き続き自分の強みを発揮し続けている。
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( 翻訳者:石前亜希 )
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