ベンガル人問題に対するドー・アウンサンスーチーの対応に満足していると民族宗教保護協会議長 (2016年12月6日 1,4)
2016年12月06日付 The Voice 紙
ヤンゴン 12月5日
ヤカイン州のベンガル人問題に関して、ドー・アウンサンスーチー国家顧問の対応に満足していると、マバタ、民族宗教保護協会(本部)議長のバッダンタ・ティローカービウンタ長老(エッガマハーパンディータ、国家教戒師)が述べた。
ベンガル人問題に関して、マレーシアの首相とマレーシア国民が、ミャンマー政府とドー・アウンサンスーチー国家顧問に対して、侮辱中傷しデモを行っていること、同様にマレーシアの首相自らが率いて現在のように行うことは過激派を後押しし、宗教対立を煽ることになっている、ASEAN憲章に含まれる一国の内政に他国が介入、干渉してはならないという合意にも違反している、と議長は述べた。
「はじめ国家顧問はベンガル人問題について何も言わなかった。後になり、ベンガル人問題についてミャンマー側の立場に立って述べていることがわかる。対応に満足している。」とバッダンタ・ティローカービウンタ長老は述べた。
NLD政府による現在のベンガル人問題に関する対応に満足していること、同様に国際的報道で誤った情報に基づいて記事が書かれていることに対し、政府が直ちに反論していることにも満足していると、マバタ(本部)のスポークスマンであるウー・テーザニヤ師が述べた。
「彼らもかなり対応し誤解を解こうとしてきていることがわかる」とウー・テーザニヤ師は続けて言った。
ヤカイン州マウンドー地区でベンガル人武装組織による襲撃が起きたため、10月9日から12月1日までベンガル人武装組織に関与した者1231人を法律に基づき取り調べていることが、国家顧問府の発表からわかった。
同様に10月9日マウンドー地区の国境警察署4箇所がベンガル人武装組織により同時襲撃されため、国境警備隊員10人が死亡し、65の武器を失った。
その後、現地掃討作戦時に国軍の作戦司令官であった臨時大隊長も殉死した。
ベンガル人武装組織は村々を焼き払ったため、ワーペイ村105軒、チェッヨーピン村30軒、ダージーザー村30軒、ピャウンバイ村20軒の建物が焼失したことが国家顧問府の発表からわかった。
( 翻訳者:久宗美里 )
( 記事ID:3068 )