リーダー講習ばかり多い、とドー・アウンサンスーチー (2016年12月24日Saturday 3)
2016年12月24日付 The Voice 紙

ヤンゴン 12月23日

国内外の若者と、職場の職員たちの能力向上のため、講習が行われる場合、リーダー養成講習ばかりが多く見受けられると、国家顧問のドー・アウンサンスーチーが述べた。

12月23日に、ヤンゴンのピー通りにある[ヤンゴン]大学のダイヤモンドジュビリーホールで執り行われた、ミャンマー・スカウト活動100周年記念式典で、同氏が上記のように発言した。

そのため、リーダーと隊員を区別せず、共同で活動、結束できる能力を向上させるべきであり、ミャンマーの教育においても、人々を束ねることを奨励するシステムが実現されなければならないと同氏は述べた。

「私はしばしば問うている、部下随員はどうなのかと。みんながリーダーばかりになってしまったら、 誰がついてくるのか?」とドー・アウンサンスーチーは質問を投げかけた。

しかし、ある組織の中でリーダーシップをとる者が必ず一人はおらねばならず、リーダーとは責任を持って遂行すべき事態に対し、進んで責任を負う者のことだとドー・アウンサンスーチーは述べる。

スカウト組織は、集団による活動であるので、利己心を克服して、お互いに同志としての絆を強めるよう、設立されたものであると、ミャッレー・スカウト隊のリーダーであった同氏が、スカウトの若者に要望した。

教育省大臣のミョーテインジー博士は、「いいリーダーでいて初めて、いい指揮ができる。いい指揮ができて初めて、よき隊員が大勢いて初めて、私たちが実現しようとしてる任務を首尾よく遂行することができる」と意見を述べた。

ミャンマーでのスカウト活動は1916年にはじまり今年で100周年を迎えた。しかし、1964年に政治状況のためにスカウト活動は中止され、2012年のテインセイン大統領の時代に再結成され復活した.

スカウトには、基礎教育段階の生徒、大学生のみならず、外部の市民団体からも、広く参加、組織できるよう取り組んでいるということが、ミャンマー・スカウト委員会からの情報で分かった。

現在、ミャンマー・スカウト委員会のもとに、ボーイスカウトとガールスカウトが合計で約6万人いることが委員会への聞き取りでわかった。

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( 翻訳者:土肥眞麻 )
( 記事ID:3139 )