シャン州で行われる政治討論会に対する批判が出る (2017年4月23日 3)
2017年04月23日付 The Voice 紙

ヤンゴン 4月22日

シャン州のタウンジーで開かれる全国レベルの政治討論会では、民族ごとに会合を開くのでなく、地域ごとに会合を開く予定であることに対し、シャンの政治関係者らが批判を行った。
地域ごとの全国レベル政治討論会を今日(4月23日)から開始し、シャン州政府が主催して開くものであり、全国停戦合意書(NCA)に署名したシャン州復興評議会(RCSS/SSA)とシャン州の政党が主催するはずの民族ごとの会議開催は未だみとめられてない。
そのように民族ごとの討論会を始めず、地域ごとの討論会を始めるのはやり方が間違っている状況であり、シャン州の人々の声が含まれるのかということに対し疑問がわくとシャン民族民主連盟(SNLD)のウー・サイチョーニュンが批判した。
 シャン州内の少数民族武装勢力の多くと20以上の政党、そして多くの民族がいるという状況において、現在まで民族ごとの討論会を行うことが可能となっておらず、地域ごとの会合を行うことは国民の声が少ししか含まれなくなる、とウー・サイチョーニュンが分析した。
 「我々はというと、和平プロセスにはできるだけ参加していきます。しかし、何を代表することもなく見せかけだけなら、何も行わないのが最も良いと考えます」と同氏は言った。
 そのほかにNCAに署名しているシャン州復興評議会(RCSS/SSA)も上記の地域ごとの政治討論会への出席の可能性は高いが、民族ごとの討論会を開催せず地域ごとの会合を開催することは順序を飛ばしてしまったように見えるとRCSSの報道官サインギン中佐が言った。
 そのほかに、その討論会に参加する合法的な政党、社会組織、少数民族武装組織などを早急に招集することは難しくシャン民族らの意向が表れることは未だないと同氏は言った。
 NCAに署名したRCSS/SSAとシャンの政党らが主催し開く許可を得る予定の民族ごとの政治討論会を先月、RCSSの地域で開催する許可をもらったが、開催許可を得た場所の確保が困難なため、タウンジーあるいはピンロンでの開催許可をRCSSが求めてきた。
 シャン州内での全国レベル政治討論会(パオ)をパオ武装組織および政党らで、去る二月にパオ自治区ホーポウン町で開いた。
 上記の全国レベル政治討論会で得た結果は、第二回連邦平和会議、21世紀ピンロン会議に提出しなければならないものである。

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( 翻訳者:鈴木将吾 )
( 記事ID:3347 )