ベトナム・韓国 国交樹立25周年記念フェスティバル
2017年04月30日付 VietnamPlus 紙
フェスティバルで公演する歌手ミン・ハン
フェスティバルで公演する歌手ミン・ハン

 韓国-ベトナム友好協会(KOVIFA)は4月29日、韓国の京畿道にある城南(ソンナム)市アートセンターにおいて、越韓国交樹立25周年(1992年12月22日~2017年12月22日)を記念する“私たちは1つ”フェスティバルを開催した。
 フェスティバルには、京畿道とその周辺地域で暮らし、学び、働くベトナム人の学生、留学生、労働者、そして、韓国人と国際結婚した家族ら数百人が訪れ、ベトナムと韓国の伝統的なゲームを楽しんだり、韓国の人々の日常生活に関する写真展を見学したりした。
 ゲームに続き、ベトナムと韓国のアーティストや京畿道で学ぶベトナム人留学生による公演も行われた。上演された歌や踊りはベトナムと韓国の国土と人々の美しさをたたえる内容のものであった。さらに、韓国のベトナム人コミュニティーの生活を描いたものもあり、彼らが直面している問題や解決策について言及したものもあった。
 両国のアーティストは多くの観客に対し、伝統的かつ今日の人々のライフスタイルに合った現代的な演目を披露した。そうした公演により、韓国で暮らすベトナムの人々は、望郷の思いが和らげられるとともに、韓国の生活環境によりよく溶け込められるよう後押しされた。
 フェスティバルの参加者は、様々なイベントが韓国語のみ、あるいは、ベトナム語のみで行われたにもかかわらず、両国の文化や歴史、伝統がよく似ているおかげで、イベントの内容を理解し、楽しむのに何の障害もなかった。フェスティバルは実に暖かく、楽しい雰囲気を醸し出し、まさに“私たちは1つ”の精神を体現していた。 
 京畿道は韓国の首都ソウルを取り囲むように広がる行政区画で、ソウルと京畿道には、在韓ベトナム人コミュニティー15万人の内、約3万人が暮らしており、彼らにとっては第2の故郷となっている。

参考記事「国際関係において類稀なベトナムと韓国の関係」
http://www.vietnamplus.vn/Utilities/Print.aspx?contentid=443156

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( 翻訳者:高橋和佳子 )
( 記事ID:3481 )