ハノイに東南アジアで初の野外天文学パーク建設へ
2017年07月04日付 VietnamPlus 紙
東南アジアで初の野外天文学パークの展望図
東南アジア初の野外天文学パークの建設が、ズオンノイ都市区(ハノイ)で、今年の第2四半期から始まる。
ハノイ西部に位置するこの野外天文学パークは、科学と宇宙空間の探査を愛する人々にとって興味深い場所となるだろう。
同パークは広さ12ヘクタールで、ズオンノイ都市区の中央に位置する面積6ヘクタールのバック・ホップ・トゥイ湖を中心に据える。ナムクオングループが天文学研究とエンターテインメントをテーマに建設を始め、世界最初の天文学パーク(15ヘクタール)といわれる、カザンプラネタリウム(ロシア)に近い面積になる。
パークの第一段階は建設が始められており、第二段階は2018年第2四半期から展開される予定だ。
第一段階では、ビッグバンスクエア、屋外ステージ、滝、ゾディアックスクエア、ソーラーシステムスクエアなどのような8項目の主要なカテゴリーと41項目のその他のカテゴリーが建設される。第二段階は天文学データベースセンターや宇宙の天気予報センターなどを含む、天文学研究センターの建設に焦点を置く。
建築モデルや天体望遠鏡、エンターテイメントモデルを通して、来場者はビッグバンや太陽系、惑星などのような天文学の基礎知識を理解することができる。また、来場者は手の込んだ芸術的なカッティングがなされた木や華麗な草花の景色と、照明システムの組み合わせが作り出す、謎に満ちた科学の森に迷い込んだかのような効果を体験することができる。
ナムクオングループ副会長のチャン・ティ・クイン・ゴック氏は、「私たちはここが科学の芽を育てる苗床となり、すべての人の[科学に対する]愛と探求を刺激し、国の科学の発展に貢献したい。地域社会が文明的な見識に接する機会を作り出し、ベトナムの天文学のレベルを高めて世界に追いつくことを望む」と言った。
この野外天文学パークへの投資総額は2300億ドン[日本円でおよそ11億円]。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:森葵 )
( 記事ID:3640 )