鉄道環状線の改良計画で3億米ドル以上使用予定 (2017年8月28日 6)
2017年08月28日付 The Voice 紙
ヤンゴン 8月27日
ヤンゴン鉄道環状線の改良計画ですべきことが多いため、日本国際協力機構(JICA)からの借入金と国家予算を合わせて3億129万米ドルを使用する予定であることがミャンマー国鉄から分かった。
「借入金の規模が大きくならないように国家予算で賄える部分は賄ったということだ。計画は2つの部分に分けて行う」とミャンマー国鉄総裁のウー・トゥーイェインウィンが述べた。
JICAからの借入金2億653万米ドルで信号事業、電気式動力分散型ディーゼル動車(DEMU)66両の購入を行う予定であり、国家予算9476万米ドルで列車の揺れを減らすための線路の接続、鉄橋の構造部材の修理、柵の設置、駅ホームの高さを上げることなどを行う旨を同氏が述べた。
「信号事業の項目の下には行わなければならないことが多くある。技術面などが含まれる。現在完了している部分もある。ホーム5つの修理が完了している」と同氏が述べた。
現在、列車の調達、信号システムの試用、民間の支線と踏切の試用、ミンガラードウン駅における電灯信号方式から旗信号方式への移行についての練習、コンクリートの枕木360本と線路の下に敷く砂利の購入がすでに完了している旨をミャンマー国鉄計画局長ウー・トゥンアウンティンが述べた。
ヤンゴン鉄道環状線の改良計画実行のための入札に、国内外から20以上の会社が参加したが、最終的に2社を選び、10月に計画が実行に移される旨を同氏が続けて述べた。
鉄道環状線の改良は、ミンガラードウン、パユエッセイッコウン、ミャウオウッカラー、バズンタウンなどの東部と、パヤーラン、チーミンタイン、インセイン、タニンコウンなどの西部に区間を分け、東部を今年に行い、西部を2018年に行う旨を同氏が続けて述べた。
上記の計画はヤンゴン市開発委員会、ミャンマー国鉄、JICAなどが協力して行うヤンゴン都市圏開発プログラムに沿って行われることをミャンマー国鉄が明かした。
( 翻訳者:鈴木将吾 )
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