ミャンマーコーヒーの定期販売、フランス企業と契約(2017年12月26日 7)
2017年12月26日付 The Voice 紙
ヤンゴン12月25日
シャン州南部に位置するピンラウンとユアガン地方のコーヒー栽培農家が、コーヒーの収穫時期が訪れるごとにコンテナ2台分のコーヒー36トンを販売するという契約をフランス企業と結んだことが、ミャンマーコーヒー協会への取材で分かった。
これはピンラウン郡のケシ栽培農家がケシの代わりにコーヒーを栽培できるように、ケシ代替作物栽培に関する組織である国連薬物・犯罪事務所(UNODC)がフランス企業と連携して推進しているものであり、ミャンマー産特級のコーヒー1トンに対して輸出市場で6000ドルから7000ドルの値打ちがあり、通常のコーヒー1トンに対しては4000ドルから5000ドルの値打ちがある旨、同協会が明かした。
「UNODCが協力しているピンラウンとユアガン地方のケシ代替栽培農家から、フランス企業がコンテナ2台分を定期的に購入するという署名をした。UNODCがケシ栽培農家にコーヒーを栽培させ、再び買い取るということだ」とミャンマーコーヒー協会の事務局長であるウー・ミンフラインが説明した。
毎年11月から3月までがコーヒーの収穫時期であり、1年を通して繰り返し栽培[訳者注:収穫の意か]できることが、ミャンマーコーヒー協会への聞き取りでわかった。
現在ミャンマーコーヒーを日本、韓国、スイス、台湾、タイ、アメリカとヨーロッパ諸国に輸出しているところであり、ミャンマーコーヒーは海外市場に進出していて、カイン(カレン)州のタウンダウンジー地方でもケミカルフリーの有機栽培方式によるコーヒー農園5000エーカーを特区にしようと計画している旨、農業局が明かした。
「彼らは生豆をここで買い、彼らの店で焙煎して販売する。アメリカのみがよりよい値をつけてくれる。残りの国に売ると、コーヒーはあまりよい値がつかない。ピンラウン地方では2015年以前まではケシ栽培が盛んだった。今はというと、政権交代もあった。彼らはもう栽培することはできない。ユアガンにはケシ栽培農家はもういない」とミャンマーコーヒー協会会長のウー・エーミンが述べた。
( 翻訳者:倉橋美希 )
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