ベンガル人の往来に関して国連代表団が州政府と協議
2018年04月06日付 The Voice 紙

ラカイン州に2日間滞在している国連人道問題担当副事務総長ウルスラ・ミュラーを含む代表団がラカイン州政府と4月4日に会見し、難民キャンプで生活しているベンガル人難民(訳者注:ロヒンギャ難民のことを指すが、原文に合わせてベンガル人と表記する)の問題に関して協議を行った。
 国連人道問題調整事務所(OCHA)緊急援助副調整官を兼任するウルスラ・ミュラー氏の一行は4月4日シットウェ市にあるベンガル人が居住しているアウンミンガラー地区とダーパイン村、テッケーピン難民キャンプへの訪問調査を行ったこと、その後州政府と会見し、ベンガル人の移動の自由、帰還の認可、安全の保障などの諸問題を協議したことが州政府関係者の話から分かった。
 「彼らには市内はともかく、居住近辺を自由に移動する許可を与えてあるのだ。ただ、市内に入りたいという場合、NVカード(National Verification Card)も作っていないんだ、何の証明もなしにどうやって入ることができるのかと伝えた」とラカイン州自治体大臣ウー・ウィンミンが述べた。
 上記の代表団が4月5日からマウンドー郡を訪れ、パンドーピン村(ベンガル人)、カインジー村(ミョー族)などを訪問し、シュゥェーザー村のヒンドゥー教徒、ベンガル人、ラカイン人と対面したこと、帰還する人々の一時的避難所として北部地域に設けた、フラポーガウンキャンプなどへ訪問したことが州政府からわかった。
 代表団は地域の少数民族やベンガル人に面会し、一般市民の不安や懸念、要望を聞き、人道支援や保護、自立支援を行う許可を得るため協議を行ったと国連が発表した。

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( 翻訳者:宇都宮知輝 )
( 記事ID:4241 )