バングラデシュに逃げた人々、再び国境地帯から不法に入国(5-9-1-1)
2018年05月09日付 The Voice 紙
ヤンゴン 5月8日
バングラデシュ側に逃げたベンガル人(訳者注:いわゆるロヒンギャ難民を指している)の一部は、正式な受入所から入国せず、国境を越えて水路や陸路でミャンマー国内に不法入国していると、ラカイン州入国管理・人口局の州責任者ウー・アウンミンが述べた。
バングラデシュ側に行った人々はマウンドー地域国境のガークーヤ近くにある水路、タウンピョーレッウェーにある陸路などから不法入国することが最も多いということがラカイン州の同局の話で分かった。
不法入国者たちに関しては連日拘束しており、数を正確に言うことは出来ないが、バングラデシュ側から不法入国している人々の多くをタウンピューレッウェーとガークーヤの付近などで拘束したことが同局から分かった。
「国境というものは不法な出入りがつきものだ。この問題は今に始まった事ではない。バングラデシュ国境にだけこうした問題があるというわけでもない。国境のどこでも起こっている」とラカイン州入国管理・人口局の州責任者ウー・アウンミンが述べた。不法入国した外国人は、入国管理法3条(1項)、13条(1項)によって取り締まり、ミャンマー国民が不法に出国し帰国したのを拘束した場合は3条(2項)、13条(1項)によって取り締まりを行うと同氏は説明した。
13条(1項)によって取り締まりを受けた場合、6ヶ月以上5年未満の懲役か1500チャットの罰金、ないしはその双方が科されると1947年のミャンマー連邦入国管理法(現行法)に記されている。
5月上旬に国境警備隊が午前に監視を休憩していた際に、バングラデシュから不法に国境を越えて入国したベンガル人3人を拘束し入国管理法によって取り締まったとマウンドー郡管理委員長ウー・ミンカインが述べた。
「川の方から侵入した不法入国者3人を拘束した。私たちが正式に入国を認めているというのに、どうして不法入国するのか。これは受け入れがたいことだ」と同氏が述べた。
4月28日にマウンドー郡北部ナッチャウン村落群パウンセイッ川近くの森の中で、武装勢力と見られる3人を拘束したほか、マウンドー郡ナッ川でもバングラデシュ人のところからWY刻印のある覚せい剤を頻繁に押収した。
以前にも不法な越境によってマウンドー地域でベンガル人の人口が急激に増加し、過激派との武力衝突が発生したため、国境の警備を強化する必要があるとシットウェ市民のウー・サンエーフラが説明した。
「過去にも好きなように出入りして、武力衝突が何度も起きた。それに対して政府は国境の警備をより一層強化する必要がある。これ以上問題を起こさないためだ」とマウンドー郡のコー・チョーエートゥンが述べた。
バングラデシュから帰還する人々を受け入れるため、マウンドー郡北部にタウンピューレッウェー受入所と北部にはガークーヤ受入所を開設したが、現在は国境沿いに居住している家族5人だけが帰還するに留まっている。
( 翻訳者:宇都宮知輝 )
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