文化スポーツ観光省の情報によると、同省はバクニン省人民委員会のドンホー絵画制作の緊急に保護する必要のある世界無形文化遺産の一覧表入りを求める書類を作成しユネスコに提出するという提案に同意した。
　この情報はバクニン省人民委員会に送られたユネスコに提出するドンホー絵画制作の書類作成に関する文書1918号/BVHTTDL-DSVHに明記されている。
　また、文化スポーツ観光省指導部はバクニン省人民委員会に対し、バクニン省文化スポーツ観光局に命じて関係各組織と連携して書類を作成し、バクニン省人民委員会に提出して許可を求める前に文化スポーツ観光省へ送り、チェックを受けるよう求めた。
　ドンホー絵画制作を緊急に保護する必要のある無形文化遺産の一覧表に登録するためのユネスコに提出する書類の作成は、専業村の文化の保存継続と価値の発揮、伝統文化の価値の保存活動における社会の意識向上において重要な意義を持つ。
　現時点までに、ベトナムは12の遺産がユネスコによって世界無形文化遺産に登録されている。世界無形文化遺産にはフエ宮廷雅楽、ベトナム中央高原におけるゴングの文化的空間、クアンホ民謡、歌籌（カチュー）、ゾンの祭り、雄王祭祀信仰、才子琴歌、ヴィー民謡、ゲティンのザム、綱引き遊び・儀礼、ベトナム人の三府聖母道信仰、中部ソアン歌及びバイチョイ芸能が含まれる。
　ドンホー絵画制作はドンホー（バクニン省トゥアンタイン県ソンホー社）の人々が生み出し、専業村へと発展させた民間木版画である。
　内容・テーマに基づくとドンホー絵画には主に崇拝画、お祝い画、歴史画、物語画、ことわざ画、風景画、生活描写画の７種類がある。
　ドンホー民間絵画制作は歴史、文化、科学の面で高い価値を持ち、文化スポーツ観光省によって国家無形文化遺産リストの伝統手工業カテゴリーに登録された（2012年12月-第１期）。

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（ 翻訳者:野村純太 ）
（ 記事ID:4502 )