愛国者ファン・ボイ・チャウが浅羽医師の碑を建てた100周年記念
2018年09月23日付 VietnamPlus 紙
浅羽佐喜太郎医師の記念碑
浅羽佐喜太郎医師の記念碑

 9月22日、日本の静岡県袋井市において、愛国者ファン・ボイ・チャウが浅羽佐喜太郎医師への感謝の念を刻んだ碑を建てた100周年の記念式典が催された。浅羽佐喜太郎は、ファン・ボイ・チャウが民族解放の道を模索している時に積極的に支援した人物である。
 記念式典には、静岡県、ゲアン省、駐日ベトナム大使館の代表、ファン・ボイ・チャウと浅羽佐喜太郎医師の子孫、日本で生活し勉学しているベトナム人や日本人など数百人が参列した。
 愛国的志士ファン・ボイ・チャウと浅羽医師との間の因縁に満ちた出会いと歴史的過程は、日越関係における意義深い刻印として思い起こされる。
 浅羽佐喜太郎氏は、現在の静岡県袋井市に属す東浅羽村で生まれた。有名な医師であり、小田原に医院を開設した。ここで氏は愛国的志士ファン・ボイ・チャウと出会い、ファン・ボイ・チャウとその同志たちを積極的に支援した。
 1918年、ファン・ボイ・チャウは再来日し、浅羽家の墓所がある東浅羽村を訪問して浅羽医師への感謝の念を刻むために記念碑を建てた。医師浅羽佐喜太郎記念碑は静岡県袋井市の文化財となっている。
 記念式典において、ファン・ボイ・チャウの孫にあたるファン・ティエウ・カット氏は、フランス植民地主義の抑圧・搾取から脱する民族解放の道を模索する段階にあったファン・ボイ・チャウを手助けした浅羽医師、医師の家族、東浅羽村の村民に対し、氏個人の感謝の念を心より表明した。
 氏は、浅羽医師の支援が単に物質的なものにとどまらず慈悲と博愛の考えによる支援であるとし、両家の子孫が共に引き続き両国人民の友情を育む努力をしていく期待を表明した。

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( 翻訳者:メディア翻訳ベトナム語班 )
( 記事ID:4521 )