ベンガル人の件についてのミャンマーの取り組みを引き続き支援すると日本が約束(Vol.6/No.157 10月11日1-1, 2-2)
2018年10月11日付 The Voice 紙

ヤンゴン 10月10日 

 ミャンマーの指導者であるドー・アウンサンスーチーとの面談後、ロヒンギャ難民らをミャンマー側へ帰還させる段階に向け、日本政府が引き続き支援をしていくと安倍晋三首相が約束したことを毎日新聞が報じた。
 「これは複雑かつセンシティブな問題であり、日本はミャンマーとともに考えて答えを探り、問題の解決を目指しているミャンマー政府の努力と取り組みを支援していく」と安倍晋三首相はドー・アウンサンスーチーとの会談後、報道各社との会見の際に述べた。
 少数派イスラム教徒たちの帰還・定住のために、住居建設などを含め、一つの居住環境を整備することを支援すると安倍首相は述べた。
 昨年は、国境警備隊の基地などへ先に述べたような少数派の過激派組織が攻撃した後、ミャンマー軍が彼らを一掃するように反撃した際に、ラカイン(ヤカイン)州西部からロヒンギャを自称するおよそ72万人を超える人々がバングラデシュ側に逃亡したと国連は発表した。
 再定住に向け、バングラデシュ政府とミャンマー政府は昨年11月に合意をした。少数のロヒンギャの人々が居住地へ戻った後、安倍晋三首相が支援することを提案した。
 ミャンマー政府は、フィリピンと日本の元外交官を含んだ委員会を組織し、イスラム教徒であるロヒンギャらに対して(訳者注:ミャンマー軍などが)犯したとされる悪質な行為について調査した。
 「安倍首相が述べたように、正しく適切な調査を行うことができるように独立した組織を持つことは非常に重要であると私は信じている」とドー・アウンサンスーチーは述べた。
 2016年に発表されたミャンマーへ日本から供与される多くの一般国民に対する部門と政府に対する部門への70億米ドルに値する支援金を段階的に補填していくと安倍晋三首相は述べた。
 ミャンマーの最大都市ヤンゴンにおける都市開発計画のために、利率を軽減した700億円の円借款を供与することを安倍首相が約束したと日本の外務省が発表した。
 また、逮捕・収監されたロイターの記者2名を憂慮している旨を日本の首相が述べ、これらの記者らをミャンマーの法律に従い対処することをドー・アウンサンスーチーが述べた。

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( 翻訳者:下里雛乃 )
( 記事ID:4535 )