カチンとシャン北部の紛争避難民の帰還に対しEUが2100万チャット以上を支援(11月7日)
2018年11月07日付 The Voice 紙
ミッチーナ 11月7日
カチン州とシャン州北部の紛争難民の帰還のためEUが2100万チャット以上を支援する予定だとカチン州政府が明らかにした。
その支援金は第二次長期平和計画開始のためEUが1200万ユーロ以上(218億チャット)を支出するもので、この計画を今年中に始め、2022年2月まで行う予定であると計画の連立組織への調査で明らかになった。
同計画はカチン州とシャン州(北部)で紛争の被害を受けた国民と紛争避難民に対し、長期に及ぶ紛争の影響を跳ね返すことができるよう、(人々の)能力を高め、紛争難民の帰還と再定住のため、支援を行っていくこと、そのほか、女性の能力を高め、性に基づく暴力による影響が減っていくように行っていくと計画の責任者らが明らかにした。
第二次長期平和計画の開始式典が11月7日にミッチーナ市のシティーパークロイヤルの広間で行われ、その式にカチン州知事ケッアウン博士と州政府の大臣、議員、民間の組織、在ミャンマーEU大使のクリスチャン・シュミット氏及び計画に関する連立組織が出席した。
上述の計画はカチン州内の長期にわたる平和、復興と発展のため、EUの要である計画のひとつで、シャン州北部で計画を行ってきた三年間以上の間に、紛争の被害者ら85000人以上を支援することができたと在ミャンマー大使のクリスチャン・シュミット氏が述べた。
カチン州とシャン州北部の遠隔地にも支援が届くように、国内外7つの組織が参加した連立組織とともに、地元の25以上の民間団体で、計画を実現しているところだ。
すでに実行された第一次長期平和計画は、シャン州北部の12の郡内で行われ、EUが700万ユーロ(126億チャット)を支援したと、同組織が明らかにした。
( 翻訳者:土居涼香 )
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