公務員改革は講習実施だけではだめ、と下院議長(11月15日)
2018年11月15日付 The Voice 紙

ネーピードー、11月14日

公務員改革を行うにあたり単に講習を実施するだけではだめで、国民の要求を法律に従い迅速に実現させることが必要だと下院議長ウー・ティークンミャッが述べた。
 
 「国家人事院総裁として国家公務員改革を行っているという立場から、このような講習を実施するだけではだめである。関係の政府省庁と協議し、国民の要望に対し迅速に法律に従い適切に応えることができるよう、方法を模索するように議会として要請する」と下院議長が述べた。

 本日行われた下院議会会議の中で、トゥンテー選挙区選出のウー・ミィンルウィンからの、国家公務員機構内部での時間のかかるお役所仕事を減らすことについて、どのように行っているかを知りたいという質問に対し、国家人事院総裁ウー・ウィンテインが登壇して回答した後、下院議長が上記の通り述べた。
 
 省庁や組織の中で任務を遂行する公務員らは役職に応じて責任を分けて定めてあり、職務上の権利を末端の公務員まで段階ごとに分ける方式を実施する一方、役職のレベルに応じて責任を負うことができるように職務上の権利を分けて規定している旨を人事院総裁が回答した。

 現在、国家公務員法や規則の改正を発表し法規に従って省庁や組織が実行できるようにするために責務と権利を分けたこと、人事院として昨年から公務員改革を行っており、下級公務員から副局長まで講習に出席させていることをウー・ウィンテインが加えて述べた。

 そのように責任を持つことと末端にも職務上の権利を分け与えて仕事を実行していると言っても、現在わかっていることによればバレーボールを打ち合っているような(訳者注:責任を押し付けあっているような)状況が見られるため、政府の印象を悪くさせるが如く国会議員への信用が少なくなってきていると質問者ウー・ミィンルウィンは議会に対して申し述べた。

 「やがて国民が政治に対して失望する可能性もある」と同氏は述べた。

 国民のために仕事をする上で要求に迅速な対応をすることなく時間がかかるやり方を行う公務員がいた場合には、厳しく処分してほしいと同氏は提案した。

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( 翻訳者:下里雛乃 )
( 記事ID:4641 )