ベトナムの漆絵と芸術写真がオーストラリアの一般大衆のもとへ
2018年12月15日付 VietnamPlus 紙
ベトナムの漆絵と芸術写真の展覧会の見学者
オーストラリア駐在のベトナム通信社記者によると、ベトナムの漆絵と芸術写真の展覧会が12月14日にオーストラリアのメルボルン市で開幕した。
展覧会は、オーストラリアに住む多くのベトナムの同胞や、現地の人、観光客の関心や好みを引き寄せた。
展覧会では、ベトナムの遺産、国土、人間に関する美しい姿が、ベトナムの画家や写真家によって制作された生き生きとした漆絵と芸術写真を通して表され、民族の刻印を記し、観る人に印象を与えた。
展覧会は、チャン・ヴァン・カン、グエン・サン、グエン・トゥ・ギエム、ファン・ケー・アンらのベトナム美術に名を馳せる画家の10幅の漆絵と共に、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が世界文化遺産と認定したベトナムの有形文化遺産、無形文化遺産に関するベトナムの写真集で賞を獲得したものから厳選された多くの代表的な芸術写真作品を展示している。
ベトナムの世界文化遺産は、古都フエの遺跡群、ハロン湾、ミーソンのチャムの塔遺跡、ホイアン旧市街、フォンニャーケバン国立公園、フエの宮廷雅楽、中部高原のゴングの文化空間、バクニンの民謡クアンホなどである。
そのほかに、この展覧会はベトナムの文化・観光スポットを広報する印刷物や、ベトナムの人々や国土の写真も展示しており、ベトナムを世界により近づける架け橋となっている。
文化・スポーツ・観光省の美術・写真撮影・展覧会局の副局長であるチャン・ティ・トゥー・ドンさんによると、漆絵はベトナム絵画の独特な画材である。
画材の魅力と、国内の画家たちの模索・探求・開発が、ベトナム美術に豊かさや多様性つくり出し、独自の特徴を色濃く帯びるのに貢献した。
チャン・ティ・トゥー・ドンさんは、展覧会を通してベトナムの文化の特色や有名な観光地がオーストラリアの多くの一般大衆に紹介されることを希望している。これは、オーストラリアとベトナムの国交樹立45周年を記念する2018年の実のある活動のひとつである。
オーストラリアのベトナム企業人協会の会長であるチャン・バー・フックさんは、今回の展覧会で展示される芸術作品を高く評価した。
チャン・バー・フック氏によると、展覧会は在オーストラリアの32万人以上にのぼる同胞のコミュニティをより故郷に近づけ、オーストラリア人のベトナムに対する好感をあげるのに一役買うだろう。
展覧会での作品を通して示されたイメージによって、同胞は国の変貌を目にすることができ、それを通して一緒に手を携えて故郷を建設するために国の発展に歩調を合わせていく望みを促すことができる。
ベトナムの文化・スポーツ・観光省が在オーストラリアのベトナム大使館やベトナム企業人協会と共催するベトナムの漆絵と芸術写真の展覧会は、オーストラリアの都市メルボルンのメルボルン・マリオット・ホテルにおいて12月14日から18日まで開催される。
関連記事:[「昔話の地方」とベトナムの画家の漆絵との新しい遊び]
https://www.vietnamplus.vn/mien-co-tich-va-cuoc-choi-moi-voi-son-mai-cua-hoa-sy-viet/533598.vnp
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:ベトナム語専攻2年生一同 )
( 記事ID:4690 )