ヤカインにおける避難民は約5000人となり、住居と食糧に関し困窮(1月9日)
2019年01月09日付 The Voice 紙
シットゥエー 1月8日
ヤカイン州においては、ミャンマー国軍とAA(訳者注:ヤカイン族の武装勢力であるアラカン軍)の戦闘の激化によって避難民が約5000人に達し、彼らが住居と飲料水に関し困っていることが社会援助団体からわかった。
上記の避難民のうち最多なのがワーダウン村落にいる約1300人で、カンザウッ村落、タウンミンカラー村落、ピンニャーワ村落の他、チャウットー郡に避難民が最も多く、ブーディータウン郡やポンナーチュン郡、ヤテタウン郡などにもいる。
「基本的に、彼らが住むための場所は重要である。それから、飲料水も困窮している。コレラに罹り始めているが、生活用水は問題ない。食料も現在はまだ問題ない」とワーダウン村落避難所の責任者であるウー・アウンチョーニュンが述べた。
上記の避難民は、攻撃を受けて逃げてきた人々がいるように、いくつかの村落内では食糧が途絶えたために逃げてきた人々もいる。
これらの避難民は、主に水田の外の仮設の小屋で避難生活を送っており、1月7日にヤカイン州にある一部の郡で季節外れの雨が降ったことにより、近くの家や僧院学校などに移動しなければならなかったことを、ブーディータウン郡カンビィン村落のウー・ポ―タンが説明した。
「我々のところでは、竹や防水用シートが必要だ。彼らは地面の上で生活しなければならないので、これから竹で土台を立ててあげなければならない。今は寄付が少しだけある」とワーダウン村落のウー・アウンチョーニュンが述べた。
その他、チャウットー郡のヨー川上流にいる避難民に支援をするために社会援助団体が向かったところ、タウンミンカラー村落にある軍の検問所で制止されたことがチャウットー郡の社会援助団体からわかった。
現在、国軍とAAによる激しい戦闘が勃発しており、1月4日に国境警備隊の基地4か所にAAが侵入し攻撃した後、国軍としてヘリコプターを使用し攻撃するように大統領府がすでに指示した。
ブーディータウン郡ミョウマチャウン村落付近へ1月6日に攻撃が行われたので、約80人がチャーニョービィン村落へ避難しなければならなかった。
( 翻訳者:下里雛乃 )
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