65の優秀作品が2018年文学芸術賞を受賞した。同賞の授与と2019年の任務の実施に関するベトナム文学芸術会連合の総括会議が、１月９日にハノイにて開催された。
　2018年においては、63のうち57の省と都市の文学芸術会と10の中央専門文学芸術会が作品を応募した。実行委員会は350近くの応募作品を受け付け、その中には各専門会により送付された10の優秀な作品も含まれていた。
　ベトナム文学芸術会連合は、10の賞を中央専門文学芸術会の作家に、55の賞を地方の文学芸術会の作家に授与した。（内訳：A賞１、B賞７、C賞17、奨励賞26、若い作家に与えられる賞４）
　A賞は写真作品『協力（Chung sức）』の撮影者ロー・ヴァン・ホップ氏（ドンナイ省）である。
　中央専門文学芸術会会員の賞が授与されたのは、『抜け落ちた時間の回復（Nhặt lại tháng ngày rơi）』を書いたチャン・チュオン氏（ベトナム作家協会）。『道の最果ての祖国（Tổ quốc nơi cuối con đường）』の脚本を書いたレ・トゥ・ハイン氏。この作品はホアン・チュン・ヴィエット氏によりカイルオン〔ベトナム伝統劇〕に書き替えられ、レ・グエン・ダット監督（ベトナム舞台芸術家協会）により舞台化された。映画『サイゴンのバー姉さん（Cô Ba Sài Gòn）』を監督したロック・チャン氏とカイ・グエン氏（ベトナム映画会）〔など〕である。
　受賞作品を評価し、表彰評議会の代表で文学芸術会副会長でもある作家のチュン・ディエン氏は、2018年のベトナム文学芸術会連合の賞には、最も優れた作品が選ばれた、とした。
　各省や都市の文学芸術会の作品群は、未だ伝統的な傾向を保っている。というのも、若い新鋭作家たちは考究と一新を行っているが、それでもやはり作品のテーマや内容はベトナムの人々の生活と伝統的な道徳観にしっかりと基づいているからである。
　特筆すべきは、多くの作品が国の国境や海と島の主権の防衛のような、国の時事問題をテーマとしていることである。それぞれの専門文学芸術にはそれぞれ独自の特徴を持っており、2018年の専門分野の賞の内容は多かれ少なかれ、その個別の特徴を備えている。
　2019年、各文学芸術会は、文学と芸術の収集、研究、創作の効果的なサポート事業を、全国で実現するべく熱心に取り組む。
　また2019年には、４つの専門会（ベトナム写真芸術家会、ベトナム少数民族文学芸術会、ベトナム舞踊芸術家会、ベトナム舞台芸術家会）が大会を催す。常設の代表連合は、2021年から2025年の間に、創作、研究、文学と芸術の収集、そして報道をサポートする事業案を完成させるために、関係機関との業務を継続するとしている。
　まず、ベトナム文学芸術会連合は、ハノイのチャン・フン・ダオ51番地に連合の事務所の建設準備を優先して行う。連合、また各専門文学芸術会は、会員たちのための創作合宿や、トレーニング、実用的な訓練などを積極的に執り行っている。
　2018年の文学芸術活動を総括して、詩人でありベトナム文学芸術会連合団党主席のフー・ティン氏は、文学芸術界は、重要な数多くの作品によって社会と国に大きく貢献してくれたと述べた。


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（ 翻訳者:広瀬ないる ）
（ 記事ID:4723 )