ドイツにおけるベトナム語教育方法に関する座談会を開催
2019年05月26日付 VietnamPlus 紙
ポーランドのアダム・ミツキェヴィチ総合大学の招聘教員である准教授グエン・チー・トゥアット博士が座談会で講演した。
参加した教員たちにとって、より良いベトナム語教育の発展のためにベトナム語教育の方法について意見交換を行い、困難や実質的な提案に接する機会となった。
5月25日、在ドイツ・ベトナム大使館は、「外国におけるベトナム語教育」という主題の座談会を開催した。
座談会にはいくつかの大学の東南アジア科の講師らと、首都ベルリンやドイツのその他多くの都市においてベトナム語教育に携わっている招聘講師や教員やボランティアなど、32人の教員らが出席した。
座談会開幕のスピーチで、在ドイツ・ベトナム大使館一等書記官で教育留学生班長のズオン・ティ・ヴィエット・タン氏が、ドイツでベトナム語教育に携わる教師たちの努力と貢献を認めるとともに、ベトナム人子弟やベトナム系の人、ドイツ人にベトナム語を教える事業に対するベトナム大使館のいくつかの支援活動や配慮についても挙げた。
タン氏は、今回の座談会を通し、参加した教師たちにとってより良いベトナム語教育の発展のためにベトナム語教育の方法について意見交換を行い、困難や実質的な提案に接する機会となり、そこからドイツでのベトナム文化を維持し広めることに貢献することを望むと述べた。
座談会の中で参加者は、ポーランドのアダム・ミツキェヴィチ総合大学の招聘教員である准教授グエン・チー・トゥアット博士が、越僑子弟や外国人にベトナム語を教える過程で留意する必要のある文法や類別詞の特性を挙げながら、ベトナム語の起源や発展について内容豊富な講演を行うのを聴いた。
理論的な内容の他に、座談会の参加者たちは、特定の対象グループへの様々なベトナム語教育方法について意見交換する機会を得た。
ファム・ホアン・トゥン参事官は在ドイツ・ベトナム大使館を代表し、教員たちのドイツでのベトナム語の維持と発展における貢献、ドイツのベトナム人のコミュニティの地位向上への貢献、並びにベトナム・ドイツ関係の良き発展への貢献を高く評価した。
ファム・ホアン・トゥン参事官はまた、ベトナム大使館は教員たちをベトナム語教育の資料、書籍、教育課程において支援し、教えたり学んだりする過程において教員たち同様学ぶ人たちの困難を排除するよう助け、貢献するつもりだと述べた。
現在、ベルリン、ドレスデン、ライプツィヒ、マグデブルグなど、ドイツの多くの都市にそこで生活するベトナム人のコミュニティがあり、どのベトナム人会もボランティア精神に基づき謝金なしで受け持つベトナム人教員により、越僑子弟向けのベトナム語講座を数多く開催している。
こうした中、ベルリン、ブランデンブルク、ザクセンの各州においては、ベトナム語は各学校の選択外国語教育として導入され、ベトナム語教育に携わるベトナム人教師たちは授業数に応じて州政府から報酬を受けている。
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( 翻訳者:須賀麻莉子 )
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