日本人受験生もベトナム語能力検定に参加
2019年06月23日付 VietnamPlus 紙
試験を受ける受験生たち
東京のベトナム通信社特派員によると、6時月23日、首都東京の日本外国語専門学校で開催された第3回ベトナム語技能検定試験に700人以上の日本人受験生が参加した。
2017年に開催された第1回試験と比べると、今回の試験の受験生は2倍近くまで増えた。
2019年試験審議会の柳澤義男会長は、今回の試験は日本の各地域、東京近郊の千葉、埼玉、神奈川から北端の北海道、東端[原文ママ]の沖縄まで36か所からの多くの受験生が受験している、と述べた。
柳澤義男氏によると、受験者は生徒・学生から弁護士、警察まで非常に様々である。受験生の最年長は83歳で最年少は12歳だ。
第3回ベトナム語技能検定試験は6つのレベルに分かれており、最高レベルは1級だ。
しかしベトナム語技能検定試験では、1級に十分に対応できるレベルの人がまだいないので、第3回試験は最高2級で止まっている。
これまでこの試験の合格率は徐々に上昇している。
第1回試験ではすべての級の平均合格率はたった16.7%だったが、第2回試験では29.8%まで上がった。これは日本人の努力と勉強してベトナム語をできるようになりたいという願望を表している。
日本外国語専門学校理事長兼学校法人文際学園理事長の伊勢洋治氏は、「ここ数年、越日関係は各分野において大幅に発展している。それゆえ日本人のベトナム語学習のニーズは日に日に増えている」との見方を示した。
これらの見方とともに、在日ベトナム大使館の教育担当第一書記官ファム・クアン・フン氏はベトナム語を学習する動きが発展した要因は、ベトナム語学科のある各大学でのベトナム語を学ぶ学生数の増加であり、その中でも主にベトナムに好意を抱いていたり、将来ベトナムとかかわりを持った仕事をしたいと考えていたりする学生たちがいると述べる。
さらに、日本に暮らし働くベトナム人の数も大幅に増えたので、日本の各地方行政府や各機関の職員のベトナム語教育の需要も急増している。
学校法人文際学園の日本外国語専門学校は、日本で初めて、また唯一のベトナム語技能試験を行い、ベトナム語技能の資格を与える機能を持つ機関だ。
日本外国語専門学校の対外担当理事[原文ママ]の藤野雅嘉氏は、試験の目的は日本人がベトナム語を話すこと、仕事や2国間の文化交流を強化する活動においてベトナムとの関係緊密化を促進することだと述べる。
言語を通して人はお互いをより理解し合い、信頼し合い、2国間の良い関係の発展に貢献するだろう。
予定だと第4回ベトナム語技能検定試験は2020年6月末に開催される。
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( 翻訳者:伊藤千恵美 )
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