日本の宿泊業のためミャンマー人特定技能労働者300人の受け入れ試験に向け準備(Vol.7 / No.147,9月30日4-3)
2019年09月30日付 The Voice 紙
日本への宿泊業特定技能労働者送り出しのため、関連の海外職業斡旋業者と連携し、10月に、宿泊業特定技能労働者約300人前後の受け入れ試験を準備していると、ミャンマー海外職業紹介サービス協会のウー・ピーターニュンマウンが話した。
「ホテルや飲食業に多くの人が受験する見込みだ。数百人単位でなく数千人単位にまで及ぶ可能性がある。これは、とても行きたいという人たちだけを数えての数字だ。しかし、今日まででいうと、250人のみ、受験に呼んである、という状況だ。その250人の中から合格者のみが職を得ることができる。仮に、200人が合格したとしても直ちに職に就けるわけではない。職場をあらためて探さなければならないだろう」とウー・ピーターニューマウンは述べる。
日本における14業種へミャンマー人特定技能労働者を募集することとなり、この14業種の中から宿泊サービス業に対する特定技能労働者募集のため、2019年10月に(担当者が)ミャンマーに来て試験が実施される予定だ。
「彼らは10月に試験を実施する予定だ。実施後に70名ほどを採用する予定だと告知済である」と同氏は話す。
前記の特定技能労働者の募集にあたり、宿泊業界が募集を開始し、その後外食業、介護業、建設業を含む14の職種が、追って募集をかける予定だとウー・ピーターニューマウンは続けて話した。
「日本にどの職種で来ても重要なのが日本語だ。学生という形で来ても、日本語能力試験のN4からN3くらいが必要となる。宿泊業の場合も、技能試験を受けなければならないとなれば、そのためにも日本語が必要となる。N4で来ることはできるにはできるけれども、着いてからが大変だ。どのような形であれ、N3ならうまくやっていける」と日本国内で働くドー・ユミは語る。
ミャンマーから日本へ、すでに様々な形で働きにいっており、2013年に日本へミャンマー人労働者を再び派遣することが認められた後、2カ国が同意書に署名してから技能研修生・労働者を送り出したところ、2019年までに約2万人前後の派遣があったことが、労働局が発行した統計によってわかった。
( 翻訳者:重原志帆 )
( 記事ID:4935 )