ヤンゴン 10月24日
世界銀行が10月24日に発表した「Doing Business 2020」の報告書によると、ミャンマーの国内、国外からの投資機会ランキングが世界165位まで上昇したことがわかった。
世界銀行が1年に1度発表している投資機会ランキングの報告書によれば、2018年の投資機会ランキングではミャンマーは171位であり、今年はそこから順位を6上げたことになる。
「ミャンマーのランキングは昨年より6位上昇した。際だった成果といえば、私がDICA(Direction of Investment and Company Administration/投資企業管理局)に所属していた時から行っている”Starting a Business”の分野において、昨年の152位から今年は70位まで飛躍的に順位を上げたことだ」と、投資・対外経済関係省事務次官のウー・アウンナインウーが自身のSNSで述べている。
ミャンマーの”Starting a Business”のスコアは89.3ポイントであり、東アジア及び太平洋地域の平均83.9ポイントを上回っている。ミャンマーの”Starting a Business”スコアランキングは70位で、マレーシアの126位、インドネシアの140位を越えることができたことが、「Doing Business 2020」の報告書からわかっている。
「”Starting a Business”においてミャンマーの成長が著しいのは世界銀行も認めている。このまま成長し続けねばならない。より一層の努力が必要となる。経済状況をより良くし、世界銀行による評価がより高くなるよう引き続き努力していく所存だ」と投資・対外経済関係省大臣のウー・タウントゥンは述べている。
投資機会ランキングを上げることを目的とした投資レベル向上団体が、商業省副大臣率いるメンバー13人によって2018年1月の第2週目に設立されている。当団体は2018年から2020年にかけての3年間でランキングを72位まで上げることを目指しており、そのためには毎年24位ずつ上げていかなければならないと上記の団体の代表であるウー・アウントゥーは述べている。
投資機会水準を世界銀行の定める指標に基づき計算するにあたり、事業を開始すること、業務契約に沿って業務を行うこと、債務不履行の問題解決、土地登記電力供給の充実度、貿易の活発さ、少額投資家の保護、納税、融資、建設業への参入許可、などの10項目から評価を下しスコアを決めているということが上記の団体から明らかになっている。
( 翻訳者:山本 哲史 )
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