住民と都市化からの圧力は現在に至るまでホイアンの歴史、建築、神髄に関する「生きた博物館」の多くの側面に影響を与えてきた。

　ホイアン文化遺産保護管理センターのファム・フー・ゴック副所長は、同センターはホイアンが国連教育科学文化機関（ユネスコ）によって1999年に世界文化遺産として認められて以来、さまざまな異なる資金源を用いて、劣化した遺産の修復と緊急保護のために1,520億ドン以上を支援してきたと述べた。
　合計424の国有および私有・団体所有の遺跡の経年劣化した瓦屋根や木組み、柱、壁、垂木などの主要部分や他の多くの建築部分が修復、改修された。
　修復後、遺跡はいずれも効果的に利用され、古都ホイアンの歴史、建築、住民に関する「生きた博物館」の維持に貢献している。
　ホイアン市人民委員会グエン・ヴァン・ソン副主席は、ホイアンの世界文化遺産は多くの有形および無形の文化遺産と密接であると述べる。それゆえに、住民に遺跡の修理修築費用を支援する他、市は引き続き遺産の価値を保存・発揮し、住民たちが真に遺産の主人になるよう共同体の役割をさらに発揮すると述べた。
　現在、ホイアン市がこの貴重な遺産をよりよく保護する基盤を作るために、建築物や発展の歴史、住民共同体の慣習、文化的伝統、風俗習慣を含む遺跡に関する資料をデジタル化し、詳細のデータベースを構築することを専門家は推奨している。
　ホイアン市には現在1432の遺跡があり、そのうち28は国指定遺跡、46は省指定史跡、1358が保護リストに指定されている。住民と都市化からの圧力は現在に至るまでホイアンの歴史、建築、神髄に関する「生きた博物館」の多くの側面に影響を与えてきた。
　現在、ホイアン市とクアンナム省の各関係機関は、クアンナム省人民委員会に提出するため、ホイアン世界文化遺産保護規制に関して進言・整理・修正・補足を行っており、これは今後クアンナム省人民委員会が遺産をより良く保護することを狙いとし公布する。

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（ 翻訳者:渡辺真衣 ）
（ 記事ID:5107 )