インドの専門家、ミーソンの文化遺産の中核地区の修復を支援
2020年04月28日付 VietnamPlus 紙
古いチャムの塔の物静かな美しさ
ミーソン世界文化遺産の修復計画が、2015年から2021年に実施され、総経費はインド政府による500億ドンの援助を含む600億ドン以上である。
ミーソン世界文化遺産管理委員会のファン・ホ委員長は、長い修復作業の後、4月28日にインドとベトナムの専門家たちはA 塔グループに到達したと述べた。この区域はミーソン世界文化遺産の中心と見なされている。
ここで専門家たちは、遺跡の古来の価値を可能な限りそのままの形で保存するという原則に従って、A1とA8、A10、A11、A12、A13塔の細部の修復を注意深く進める予定だ。
今回のA塔グループの修復で専門家たちは、地下と塔の内部で神秘的な遺品をさらに発見し続け、古塔の内部の千年の不思議を少しずつ解読することを期待している。
専門家たちによるとまずは、A8とA10、A11塔が先に修復され、A塔グループ全体の修復のために経験から学ぶ。A塔グループは3000㎡近くの広さで、ミーソン世界文化遺産の中心であり、1メートル以上のレンガ塀によって囲まれている。これはミーソン世界文化遺産群の中でも、最もそのままの状態で残っている寺塔区域だ。
【関連記事:ミーソン世界文化遺産保全―物語は決して古くない】
時の経過やその他の多くの要因による影響で、A区の寺塔、特にA1塔は基礎部分が崩れ、深刻な老朽化が進んでいる。よって今回の修復作業中、門の前側の4つの柱の再建とともに、塔が元来の姿のようにしっかり堂々と建てるようにするために、A1塔は補強され、基盤部分が修復される予定だ。ミーソン世界文化遺産管理委員会長はそのように付け加えた。
2017年のK、H塔グループの修復の間、インドとベトナムの専門家たちは地下へ通じる古代の通路と壁を発見した。
専門家たちは、これは昔皇族や宗教的指導者たちが、儀礼を行うために寺塔区に入るたびに行き来するのに使われたものだとしている。
専門家たちはさらに、古塔の基礎部分に埋められていた、テラコッタで作られたその他の建築部品とともに、人型や獅子頭部の石像などの多くの価値のある遺物を見つけている。専門家たちはこれらの遺物はK塔が建設された時期、すなわちおよそ11世紀から12世紀までの時期のものと推定している。
ミーソン世界文化遺産の修復計画は、2015年から2021年に実施され、総経費はインド政府による500億ドンの援助を含む600億ドン以上である。
<リンク:ミーソン世界文化遺産群の物静かな美しさ>
https://www.vietnamplus.vn/Ve-dep-tram-mac-cua-quan-the-di-san-van-hoa-the-gioi-my-son/594085.vnp
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:坂入菫 )
( 記事ID:5231 )