少数民族武装勢力に新型コロナウィルスに対する支援物資、食料を国軍が寄付
2020年05月23日付 The Voice 紙
ヤンゴン5月23日
国軍は、5つの少数民族武装勢力に対して国軍が新型コロナウイルス予防抑制治療のための支援物資と食糧品等を5月22日に給付したことを発表した。
国軍から寄付を受けた上記の少数民族武装勢力には、全国停戦協定(NCA)に署名していたものとそうでないものが含まれている。カレン民族同盟(KNU)、カレン民族同盟/カレン民族解放軍(KNU/KNLA)、民主カレン仏教徒軍(DKBA)から分離したKKO、シャン州進歩党/カレン州軍(SSPP/SSA)、カレンニー民族進歩党(KNPP)が参加したことを国軍は発表している。
東南部軍管区はカレン民族同盟/カレン民族解放軍とKKO、中東部軍管区はシャン州進歩党/カレン州軍、東南部軍管区はカレンニー民族進歩党といった形で、それぞれの軍管区に関連する組織の拠点地と管轄区内で新型コロナウイルスの予防抑制治療に役立てるため、国軍(陸海空)が医療品を支援した。
国軍は過去にもワ州とマインラー地域へ新型コロナウイルス感染症予防抑制治療のために国軍衛生部隊を派遣して、対策を行った。
今回の寄付としては、カレン民族同盟に対して医療用マスク30000枚、N95マスク1200枚、フェイスシールド300枚、除菌剤6缶、個人用防護服750着、医療用手袋1500枚、ハンドジェル200本、消毒液200本、残るほかの武装勢力にはそれぞれ医療用マスク10000枚、N95マスク500枚、フェイスシールド250枚、除菌剤5缶、個人用防護服100着、医療用手袋1000枚、ハンドジェル150本、消毒液150本を寄付し、国軍参謀総長の厚意によるプレゼントである食糧なども支給したとの発表があった。
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( 翻訳者:恩地隆平 )
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