ラナウンーコータウンルートからの帰国希望者は大使館員に申請後帰国へ
2020年05月31日付 The Voice 紙
コータウン 5月31日
ラナウン―コータウンルートから、帰国を希望するタイ在住のミャンマー人と移住労働者は、ラナウンにあるミャンマー大使館付き労働者担当事務所で申請して帰国できるということを、駐在担当官(タイ南部)のウー・チョーソーウェーが述べた。
新型コロナウイルス災禍の期間に、タイ―ミャンマーの国境であるラナウン―コータウンを渡るゲートが一時的に閉鎖されており、その経路から帰国を希望するミャンマー人は、ラナウン市にあるミャンマー大使館付き労働者担当事務所で申請をして帰国することができる。
ラナウンの大使館から遠方にいる人は、自身の居住する地域にある労働者問題支援団体と連絡をとるか、もしくはMyanmar Labour Attaché Thailand Office Facebook(在タイ、ミャンマー大使館付き労働者担当事務所フェイスブック)のページに情報を送信し、申請できることをウー・チョーソーウェーが述べた。
送らねばならない情報は、名前、パスポート、登録証番号、タイで従事した仕事の職種、労働者の種類(MOU、CI、PJ、PV*、ボーダーパス、書類なし)、タイでの住所、雇用者の名前、ミャンマーでの住所、帰国を希望する事情、出国希望日、タイへ帰ってくるかどうか、連絡が取れる電話番号などだ。
「それから、自身が出国したい[ゲート]、どの国境ゲートから出るのか、当分の間は出口は3か所だ。メーサイ―ターチレイッ間のルート、ミャワディ―メーソット、そしてラナウン―コータウンだ。自身がどこから出国するのかだ」とウー・チョーソーウェーが述べた。
新型コロナウイルスの感染が始まった当初、ラナウン―コータウンのルートを閉鎖し、ミャワディ―メーソット間のルートのみを開けたので、タイ南部にいるミャンマー人のミャンマーへの帰国はミャワディ―メーソットを迂回して帰らねばならず、困難な目に遭った。
後に、ラナウン―コータウンルートから帰国を希望する人は現在の様に申請後、帰国できることが発表された。
5月23日、26日、29日に計300人以上がその経路から帰国する許可が得られた。
現在もそのルートから帰国するべく申請を行った人が多くいて、審査を行っていることをウー・チョーソーウェーが述べた。
タイにいるミャンマー人移住労働者の多数はコロナ期間中、タイで仕事が休みであったために、生活に困窮していたので、出身地へ早急に帰ることを希望していたのである。
そのようにして、ミャンマーへの帰国希望者に帰国の許可が出されるのに時間がかかったことを一部の移住労働者が述べた。
* MOUは「了解覚書」、CIは「身分証明書」で、PJ,PVはパスポートのタイプの略語で、それぞれ「ジョブパスポート」と「訪問パスポート」。
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( 翻訳者:竹渕優衣 )
( 記事ID:5290 )