バンメトート市の世界コーヒー博物館を見学するビデオ
2020年05月30日付 VietnamPlus 紙
世界コーヒー博物館は、ダクラク省に住む49民族の文化的特色の調和と中部高原の建築哲学とから着想を得ている。
ダクラク省バンメトート市に来たら、立ち寄らないわけにはいかない場所がある。それは世界コーヒー博物館で、45ヘクタール以上のエリアに建てられ、2018年からオープンしている。
現在、イギリス、ドイツ、日本、ブラジルといった世界各国に多くのコーヒー博物館が設立されているが、ベトナムの世界コーヒー博物館は最も独創的で、最も特色のある話題の博物館であり、「世界のコーヒーの首都」の総体の一部と見なされている。
世界コーヒー博物館は、ダクラク省に住む49民族の文化的特色の調和と中部高原の建築哲学とから着想を得ている。
博物館の目玉は、様々なエリアに分けられたオープンな空間とともに、中部高原の少数民族のロングハウスに倣った、鐘の音の音波を多形的でくねった曲線にして組み合わせた建築デザインである。
この交差は特別で独創的で他の場所には無い新しい建築の形を作り出した。
展覧空間は、聞く、見る、味わう、嗅ぐ、触れるといった経験を通して、訪れた人と相互に作用する。
古くから現代までのベトナム人のコーヒーの生産や加工のための使用品、道具が展示されている他、ほとんどの展示物は世界各地で集められた物で、通路に並べられ、ガラスケースには入れられず、実質的で親しみのある感覚を作り出している。
博物館を訪れると、来訪者は数百年物のコーヒーの加工道具を見ることができる。
博物館内の図書館も多くの若者に好まれる空間である。ここで本を探して読むことや、来場記念写真を撮ることができる。
世界コーヒー博物館は全世界のコーヒー愛好家の目的地であるだけでなく、コーヒーの世界地図上でのベトナムのコーヒー産業の価値を再定義する場所でもある。
(訳注:記事の原文では動画が見られます)
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( 翻訳者:岡部紘平 )
( 記事ID:5328 )