バガン地域の安全問題に国軍が参加
2020年06月15日付 The Voice 紙

2020年 6月 14日
マンダレー 6/14

世界遺産に登録されるバガン文化遺産地域の安全のため、バガン地域に駐屯するミャンマー国軍の陸軍大隊が協力することがニャウンウー県総務管理局の元からわかった。

総務管理局長のウー・チョーチョーオウンは、ここのところバガン内の一部仏塔の宝物庫内が壊されたり、ローカテイパンパゴダ(仏塔)にあるシャッターが燃やされるなどの被害を受けていること、そうした被害によって警察が治安の警備を強化し、現状では、陸軍大隊 415 部隊も合同で取り組んでいるということを話した。

同氏は「国軍も必要なことを再度提供し、取り組んでくれている。助けに来てくれているという意味だ。安全強化の取り組みである。安全強化といっても、長期間取り組まなければならないのだ」と説明している。

ニャウンウー県総務管理局によれば、現在はバガン地域の安全のために陸軍大隊 415 部隊に所属する一中隊と県警察が合同で取り組んでいること、バガン地域を4地域に分け、組織も4分割し、以前以上に安全性を高めながら取り組んでいること、以前は1日につき2回行っていた巡回を、現在は昼、夜あわせて4回に増やすことで安全性を高めようと計画していること、仏塔管理委員会がある19基の仏塔の仏塔管理委員会と警備員に対しても元々の業務の他に境内の1000ヤード(約914.4m)周辺内にある古い仏塔の安全に対して合同で責任を持つということを、交渉し、決定し、指示を出したとのことである。

バガン地域内で宝物庫が破られたと考えられる仏塔が33基あり、その内12基は確実に財を盗まれ被害に遭っているということが、考古学・国立博物館・図書館局(バガン支部)の元からわかった。

新型コロナウイルス(Covid-19)によって、国内外の旅行客がいない時期に、バガン地域内にある遺物の窃盗や破壊を避けるべく、関係当局、民間の組織、仏塔の日雇い警備員、バガンのガイドチームと合同で5月始めからパトロール業務に当たっていたところ、仏塔宝物庫が破壊されているところを発見していたのだ。

2月にもバガンの1554番パゴダ付近でポルノ映画を撮影し、ポルトサイト Porn Hub上に投稿するといった事件も起きている。

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( 翻訳者:田中 皓也 )
( 記事ID:5339 )