天門道 ―ダイ川流域で名をとどろかせる武術
2020年06月12日付 VietnamPlus 紙
2018年、天門道派は、ベトナムの武術の発展に貢献し民族の武術の名声を高めたとして、ベトナム記録協会から栄誉状を受ける名誉にあずかった。
天門道は、ハノイ市ウンホア県ホアナム社ズーサートゥオン村でグエン・カック一族によって創設された、ベトナムの伝統武術の一派である。天門道派の創設者のグエン・カック・コンは、光中(クアンチュン)帝(=阮恵/グエン・フエ)の時代に外敵との戦いに参じた官吏の一人である。これまでに天門道派は5世代を経て、現在の代表はグエン・カック・ファン師範である。
天門道は、その発展を維持してきた努力の長い歴史において、ダイ川流域地域で武術の伝統を守ってきただけでなく、ベトナム全国に16の道場と20のクラブがあり、修了生を含め1万人以上の門下生がいるなど、全国的な広範な発展も目指してきた。
天門道の武術体系には、基礎武術、身体鍛錬武術、カンフー武術、演武、格闘武術、医療武術、養生武術など、すべての年齢を対象にした非常に多くの訓練・修養プログラムがある。天門道武術は、武術のテクニックを鍛える他に、門下生に対し、人としての道徳的心髄を鍛えることも合わせて行っている。
天門道は、ベトナム武術の代表として、世界の武術大会に何度も参加してきた。2018年、天門道派は、ベトナムの武術の発展に貢献し民族の武術の名声を高めたとして、ベトナム記録協会から栄誉状を受ける名誉にあずかった。
(訳注:記事の原文に動画あり。ベトナムの伝統武術としては中部ビンディン省のVovinamなどもある)
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( 翻訳者:山崎瞭子 )
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