ホーチミン市第5区の華人の元宵節が国家無形遺産に
2020年07月06日付 VietnamPlus 紙
華人会館の関係者に国家無形文化遺産の認定書を授与するグエン・ティ・レ・ホーチミン市党委員会副書記
ホーチミン市第5区の華人の元宵節の社会習慣と信仰が国家無形文化遺産に認定された。
第5区の人民委員会は7月5日夜、「ホーチミン市第5区の華人の元宵節の社会習慣と信仰」に対し文化スポーツ観光省が交付した国家無形文化遺産の認定書の受領式を第5区文化センターで開催した。
受領式では、第5区の華人コミュニティが30年以上にわたり維持、発展させてきた、チョロン地区の文化的な特色を色濃く伝える、伝統的な元宵節の一部が再現された。
また、芸術公演「元宵節盛會」、第5区の30年にわたる元宵節(1990-2020)に関するドキュメンタリー映画の上映、華人コミュニティの特色ある文化芸術プログラム、灯篭や水墨画の展示などが行われた
さらに、儀式的な活動や様々な文化芸術活動:古典歌劇、麒麟舞・獅子舞・龍舞、竹馬、陸船、灯篭クイズ、潮州系の人々による祭祀、福建系の人々による龍灯篭祭なども行われた。
受領式に合わせ、第5区の人民委員会は、第5区の人民芸術家であるチュオン・ハン・ミン氏、チュウ・ロイ氏、リュウ・キエム・スオン氏の3氏を称えた。
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また、この機会に合わせ、第5区文化センターの第2施設(第5区11街区チエウ・クアン・フック通り131)と各華人会館で、6000冊の書籍を紹介する「ホーチミン市第5区の華人の元宵節の社会習慣と信仰」という名の図書展示空間が開設された。
書籍の中には、南部の華人の祭礼、第5区の元宵節の文化価値の保存と発揮、麒麟舞・獅子舞・龍舞の公演芸術、伝統歌劇、水墨画の描画芸術、獅子頭の製作芸術、官服製造業、灯篭競り売り祭など、15のテーマの記事が含まれている。
展示では元宵節の歴史がベトナム語と華語で紹介されている。同時に、市民や観光客が訪れ、理解を深められるよう常設でも展示を行っている。
受領式の他に、第5区では「花鳥迎春」をテーマにした芸術・書道展、提灯遊び、金魚すくいなど、華人の独特な文化芸術プログラムも行われた。
ホーチミン市人民委員会のレー・タイン・リエム常任副委員長によると、華人の会館は、華人の文化的特色を誤ることなく、その魅力的な価値をベトナム民族の特色と共存できるよう、維持し、実践し、次世代に伝えてきた。
リエム常任副委員長は、ホーチミン市を代表して、祝辞を伝え、第5区の党支部と人民委員会の精神と責任感を称えるとともに、ベトナムの華人の元宵節に対する各会館の貢献に敬意を示した。
これより先、ホー・チ・ミン主席記念像公園への献花・報告や第5区の華人の元宵節を歓迎するパレードなどの行事が行われた。
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( 翻訳者:堀春佳 )
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