逮捕状が出されていたウー・ウィラトゥ、警察署に出頭し逮捕
2020年11月02日付 The Voice 紙


ヤンゴン 11月2日

ヤンゴン管区西部県裁判所で、刑法第124条(a)国家名誉棄損罪により、逮捕状が出ていたウー・ウィラトゥ師が11月2日に警察署に出頭し逮捕されたことを、ヤンゴン管区西部県警察署が明らかにした。
 政府を度々激しく批判してきたウー・ウィラトゥ師が、1年以上逃走して身を隠し、選挙開催まで数日になってから、出頭し逮捕されたことに対して批判もある。
 ウー・ウィラトゥ師は、本日、ガバーエーの丘がある、国家サンガ大長老会議の元に、法話を聞くために向かったが、会うことが許されず、ダゴン郡区にある西部県警察署へ出頭し逮捕された。
 現在、ダゴン郡区の警察署は、ウー・ウィラトゥ師を還俗させ拘束し、裁判所が開く11月3日に、上記の罪状に関する裁判にかけていく、と警察署にいた記者が述べた。
 逮捕された際、マグウェ僧院の住職であるウー・パーマウッカ師は、ウー・ウィラトゥ師に面会した後、仏教に対して敬意をはらっている議員のみに投票するように、とウー・ウィラトゥが自身に伝えたとメディアに対して語った。
 そのほか、法律の上にNLDはいるのか、とふと考えてしまったことをウー・バーマウッカ師は重ねて述べた。
 警察署に出頭したウー・ウィラトゥ師を、国家の幹部に対して不適切な言葉を使用したこと、国家の司法や行政をはじめとする分野に責任を持つ人々を侮辱する言葉を述べたことにより、西部県副総合行政官のウー・サンミンが原告となり、刑法第124条(a)国家名誉棄損罪によって告訴した。
 その告訴に対し、被告として出頭せず、逃走し身を隠していたことにより、警察から2019年6月に逮捕状が出ていた。
 ウー・ウィラトゥ師は、タニンダーリ管区ベイッ市と、ヤンゴン管区チャウダタ郡区において、2019年に行われた憲法支持集会、ミャンマー国民のための活動についての公衆演説会において、国家最高顧問ドー・アウンサンスーチーを誹謗中傷した。

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( 翻訳者:黒澤有希 )
( 記事ID:5542 )