組閣可能な議席数を獲得、とNLD
2020年11月09日付 The Voice 紙


ヤンゴン 11月9日

2020年の選挙において、連邦議会で新政府を組閣できる議席数を大幅に上回って勝利したことを国民民主連盟(NLD)が述べた。

連邦選挙委員会は11月9日から当選者リストを発表している。
NLDの中央調査組織によれば、現在2020年選挙の得票数の見通しから新政権を組閣できる過半数の322議席を上回る議席数を獲得していると見ている、と党責任者らが述べた。

NLDは選挙後に政党色を排除して国と民族のためにという気持ちだけを持って団結協力して取り組むことが必要だ、と中央執行委員ドクター・ミョーニュンが本紙に述べた。

「国民に責務を託された。信頼が大きくなってくるにつれて、この責務を懸命に果たしていくことが一層必要になってくるだろう。このように取り組む際に選挙期間中に互いに耐えられないほどの言い争いをしたことなどは、どのようなことがあっても選挙後は帳消しにして、国と民族のため、土着民族全員のためにという気持ちで団結して取り組むことが必要だと言いたい」と同氏が述べた。

2020年の総選挙でNLDは全ての管区と一部の州において圧倒的勝利をしており、以前には連邦団結発展党(USDP)が勝利していた一部の地域でも更に議席を獲得したので連邦議会で組閣するために必要な議席数を大幅に上回る議席数を獲得した。

「ラカイン(ヤカイン)ではNLDに対する意図的な攻撃を受けていたので、成功度がかなり下がってしまった。かつてはUSDPが勝利していた場所での勝利もあった。このことは国民の政治に対する見方が進歩してきたと見ている。現状より今後更に良くなることを期待して、我々に投票してくれた。彼らは将来のための取り組みをしてもらうために我々に責務を託したと見ている」とドクター・ミョーニュンは述べている。

NLDはヤンゴン管区においてココチュン郡を除く全ての郡/郡区で勝利し、バゴー管区、タニンダーリ管区、マグエ管区、ザガイン管区の全域で勝利したと党が発表した。

ヤンゴン管区において国家顧問のドー・アウンサンスーチーが出馬したコームー郡の下院(人民代表院)選挙区では得票数およそ65000票で同氏が勝利したとNLDが発表した。

カレン州においてはパープン郡とラインブウェ郡を除いた郡でNLDのみが勝利して、モン州においてはNLDが31議席を獲得し、モン統一党は11議席獲得したことが最初に得た情報によって分かった。

北部地域全体で選挙が行われずに中止となったラカイン州では南部でアラカン民族党がリードしており、NLDはタンドゥエ郡とグウァ郡のみで勝利している。

2020年の総選挙において、有権者は3700万人おり、投票所は合計39,962か所、政党所属の選挙区国会議員候補5379人、無所属の国会議員候補260人が出馬した。

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( 翻訳者:横井友哉 )
( 記事ID:5572 )