ピー、11月28日
畑作農民に乾季作物用の融資を行う中で、実際に作物を植える一部農民は借入ができないために作付け費用に困難が生じていることが分かった。
2020年の乾季作物用の貸付金について、2019年に貸し付けた農地面積のとおりにのみ管区レベルの資金が設定されているため、前年から借入ができなかったことで追加で申請をしていた一部の農民は、今年も借入ができるかは定かでないことが分かった。
「豆を植え始められる時期になって以降今のところ、ケツルアズキを植えている。乾季作物用の借入金はもらったことがないない。昨年もらえなかったので今年は借りられるよう言っておいた。このことをダグー月(訳者注:ビルマ暦1月、太陽暦4月)に貸付人に再度言いに来るように伝えて、その間何も言って来なかったので大丈夫だと思ったのだが。今お金を貸しだすという時になって、今度は名前が名簿に入っていない。彼が言ったダグー月に再度言いに行けなかったという点はあるが、みんなすでに話はついていたはずだ。それで、今からできるなら、追加してくださいと再度言わねばならなかった。追加できるようならば入れてくれると言った。政府の融資があってこそ農民たちは安心できる。そうでないなら作付け費用を10チャットの利子で借入れ(訳者注:100チャットにつき10チャットの意味)、元手にして作業をしても、収穫時に農作物は採れず、価格が下がるとなれば農業をしながらにして貧しくなってしまう」とピー郡トゥインビー村落区チョーヤター村のウー・テインハンが語った。
ピー県ピー郡ミャンマー農業開発銀行の責任者は、畑作農民として、政府から雨季作用の借入、乾季作用の借入をする場合、融資を受ける時期より前から関係する責任者に連絡し登録する必要があるほか、計画作付けエーカーの中に含まれていることも必要であると述べた。
同銀行支店マネージャーのドー・ニョーニョーセインは「この借出しの時期に言いに来たので資金は設定済み。本当は早い時期に言うべきだった。前もって言っていれば、要求も出してあげることができた。今も、管区のマネージャーには伝えている。土地の枠を増やすことができれば追加で借りたい人に貸すことができる。絶対にできないとは言わない。現在下りている資金は、昨年の農民が先に得ることになる。増やすことができるなら、新規で融資することもできる」と説明した。
したがって、追加申請を要望してきた農民たちについては、借入ができるよう管区レベルに上申して要望するが、借入ができるかどうかは定かではないと語る。
現在はピー県内の乾季作物用の借入金を返済し終わった人に、今年2020年の乾季作物用の借入として1エーカーにつき10万チャットの融資を始めている。
ピー郡では、2019年の乾季作物用の借入として、村落区33地区の農民約30,000人、農地15,000エーカー以上に、乾季作付け費用を融資した。
ピー県にはピー郡含め6つの郡があり、乾季作物として夏稲、ケツルアズキ、緑豆、フジマメ、落花生、ゴマ少量が栽培されていることが分かった。
ティンギートゥン(VOM)
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( 翻訳者:橋本莉奈 )
( 記事ID:5600 )