選挙の品位を損ねているため批判していると国軍最高司令官ミンアウンフライン上級大将が述べる
2021年01月09日付 The Voice 紙

ヤンゴン 1月9日

2020年11月8日に行われた選挙で不正があった可能性がある問題を発表しなければならなかったことは国家選挙の品位をひどく損ねているため批判をしている、ということを国軍最高司令官ミンアウンフライン上級大将が述べた。

「選挙実施後、再度調査をしたところ不正や虚偽を見つけたと批判し指摘しているのだ。法律を自分の望むような方向に引き寄せることは不適切であり、生じた不正を指摘するのは自国の選挙の品位をひどく損ねているため批判をしているのである」と同氏は述べた。

2021年1月8日午前にはカロー駐屯地にある軍指揮幕僚大学(Defence Services Command and General Staff Collage)の校長、指導教官、研修を受けている士官、国防司令部(陸、海、空)のモーミントゥン中将、モーアウン中将、トゥンアウン中将らとビデオ会議で顔を合わせた際に国軍最高司令官ミンアウンフラインは上記の発言も含めで述べた。

国軍情報チームとしては選挙で不正の可能性があるリストについて12回発表したが、合計166郡を調査しており、国軍の軍人とその家族の投票した計218郡を調査し発表していくことがわかった。

民主主義において選挙は基本であり自国で最近総選挙を滞りなく実施できたこと、軍人も自由に投票できたこと、選挙が始まる前から自由で公正な選挙となる必要があると何度も呼びかけたこと、間もなく議会を開き選挙が実施できなかったラカイン州とシャン州の(一部の)郡で選挙実施が可能となるよう1月7日に声明を発表して促していることを国軍最高司令官は続けて述べた。

上記の選挙の不正の疑いについて大統領府報道官も反応している。

「正しくない批判をしている組織や個人に対して言うならば、自国の政治問題に対して自分で首を絞めているのだ。政治問題を、首を吊ってダメにしたようなものだということをはっきりと言いたい」と1月8日に行われた記者会見で大統領府報道官ウー・ゾーテーはある新聞記者の質問に答えていた。

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( 翻訳者:府中英里奈 )
( 記事ID:5712 )