ベトナムは中国との関係を優先的に維持、発展させる
2021年04月17日付 VietnamPlus 紙
ブイ・タイン・ソン外務大臣
ブイ・タイン・ソン外務大臣

ベトナムは中国との関係を優先的に維持、発展させる


4月16日、ブイ・タイン・ソン外務大臣が中国の王毅国務委員兼外務大臣と電話会談を行った。

電話会談において、ブイ・タイン・ソン外務大臣は第13回党大会で決定されたベトナムの対外路線を紹介した。この路線のもと、ベトナムは平和や協力、発展、多国間主義、多様化、包括的かつ広範な国際統合のための独立した自主的な対外路線を引き続き一貫して行っていく。

ブイ・タイン・ソン外務大臣は、ベトナムと中国の伝統的な友好関係、包括的な戦略的パートナーシップを維持し発展させることは、ベトナムにとって対外政策における最優先事項の1つとして常に認識されてきたと述べた。

王毅国務委員兼外務大臣は、中国の党と政府がベトナムとの包括的な戦略的パートナーシップの促進を重視していると述べた。また、ベトナムが第13回党大会及び第14期国会第11回会議を成功裏に実施し、会議で党と国家の新たな指導者を選出し、今後の国家の社会経済発展の目標を数多く定めたことに祝意を示した。

両国の大臣は、これまで両党・両国の関係は積極的な発展を維持し続けきたと考えている。高レベル及びあらゆるレベルでの交流や接触は様々な形で常時行われており、COVID19の影響を強く受ける状況下でも経済・貿易協力は成長を続けており、両国はCOVID19予防対策の経験や医療機器を分かち合ったほか、台風や天災が発生した際には互いに支援し合った。

両者は高レベルおよびあらゆるレベルでの交流を引き続き強化することで一致した。両大臣は直接の意見交換をするため、適切な時機に互いの国を訪問するとしている。

また双方は、各省や分野、地方での交流や協力促進、2国間関係の全面的な協力、各側面の協力の調整、促進業務において両外務省が重要な役割を果たすこと、経済や貿易、投資協力を実質的で健全な形に成長させること、両国が共に関心のある国際的、地域的問題について意見交換を継続していくことで一致した。

両国は海上問題について誠実かつ率直な意見交換をし、現在の協議体制の役割を引き続き発揮する必要があるということで意見がまとまった。

ブイ・タイン・ソン大臣は、両者は互いの正当な権利と利益、話し合い、両者の共通認識と、1982年の海洋法に関する国連条約を含む国際法を尊重して不一致について意見交換、解消し、ASEANと共に南シナ海での行動規範(COC)に関して前向きな進展を行うよう提起した。

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( 翻訳者:松倉むつき )
( 記事ID:5905 )