ベトナム、為替操作国リストからの除外に関しコメント


　ベトナムは、米財務省がベトナムを為替操作国リストから除外する前向きな修正をしたことについて歓迎の意を示した。米国側はベトナムを為替操作国と確定するには証拠不十分であるとしている。


4月17日、「米国の主要貿易相手国・地域のマクロ経済と為替政策」について米財務省が前日に発表した報告書に対するベトナム側のコメントを求める記者の質問に対し、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官は以下のように回答した。

「2021年4月17日午前、ベトナム国家銀行がこの件に関する具体的な情報を確認した。

ベトナムは当報告書内のベトナムに関する前向きな修正を歓迎する。報告書で米財務省は、ベトナムを為替操作国と確定するには、証拠不十分であると判断している。

これまでベトナムの関係当局は、ベトナムが国際貿易において不当な競争で優位に立つためではなく、マクロバランスを安定させるために、ベトナムの実情に応じた柔軟な方法で金融政策を行っていることを明確にすべく、米国側と情報交換し意見を求めてきた。

両国間の包括的パートナーシップ関係の柱である米国との経済・貿易関係を重視する姿勢で、ベトナムは今後もこの問題について米国との建設的な対話と協議を続けていくつもりだ。」

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（ 翻訳者:坂入菫 ）
（ 記事ID:5906 )