ハカ市における戦闘中、軍評議会の武装組織の兵士5人が死亡。地域住民は避難。
2021年05月21日付 その他 - ミャンマーナウ 紙
チン州の州都ハカで、地域防衛隊とテロリスト軍評議会の武装組織が5月18日に武力衝突を起こした。
チン州の州都ハカで、地域防衛隊とテロリスト軍評議会の武装組織が5月18日に武力衝突を起こした。

チン州、ハカ 5月19日

 ラウッロン村付近での戦闘中、地域防衛隊に負傷者はなし。しかし、国軍の重火器による攻撃で地域住民は避難しなければならなかった。
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 チン州の州都ハカで、昨日(5月18日)発生した軍評議会の軍とチンランド防衛隊(Chinland Defense Force:CDF)との戦闘によって、軍評議会軍の兵士5名が死亡したことがわかった。

 ハカ市と7マイル離れたラウッロン村落区付近のCDFが一時野営をしている場所に、昨日午後、ハカ市にいた軍評議会の266大隊が、重火器による攻撃を開始した、とCDF(ハカ)の隊員の一人が述べた。
  
 重火器による攻撃後、午後3時頃、CDFの駐屯地近くへやってきた兵士5名をCDFの隊員が先込め銃で射撃し、5名が即死した、とCDFの隊員がミャンマーナウに対して述べた。
 
「彼らは重火器でかなりの攻撃をした。しかし、運よく私達は退却できた。彼ら側の5人が死んだ。私達の物資とバイクを彼らは焼き払った」と同隊員が述べた。

 武力に差があり、軍評議会の兵士達を射撃してすぐさま退却してきたこと、CDFには100名程の兵力があり、軍評議会側は100名以上の兵力があると推測され、それよりも多い可能性もある、とそのCDF(ハカ)の隊員が述べた。

 「私達の側が銃をとり出したので、重火器をだしてきた。先込め銃で射撃すると火薬から煙が出るので、彼らはすぐにわかったのだ」と同隊員が述べた。

 ラウッロン村近くの戦闘でCDF隊員に負傷者や死者はいなかった。しかし、軍評議会の軍が重火器によって先制攻撃をした際、地域住民は集団で避難しなければならなかったことがわかった。

「必要な荷物も持ってくることができなかった人が多い。それで彼らの村が、朝晩炊き出しをし、避難場所を確保して、できるだけ不便がないようにしている。大変なことはたくさんある。人が多いので、健康面でもとても心配だ」と、ラウッロン村の村人が述べた。

 避難民の中には5歳以下の子供も50名以上いて、5月中に出産するだろう妊婦も4名いることがわかった。

「軍側が重火器で攻撃して、降りてきた。私達の村の東側は山岳地帯。ハカ266大隊は、南と北を繋ぐヨウン山、そのヨウン山のふもとに村がある。マトゥーピー大通りに。その山から下りてきて、重火器で攻撃した」とラウッロン村の村人が述べた。

 軍は、夜7時頃まで重火器で攻撃を続け、ラウッロン村近くの聖金曜日礼拝を行う場所で野営をしたという。

「今日はというと、村に兵士たちがいて、市民は一人もいなかった。村のある家の鍵を壊して、その家で食事を作って食べたという情報を聞いた。昨晩、現場では、瓦礫が屋根の上に落ちる音を住人が聞いた」とラウッロン村の村人が述べた。

 兵士達の放火によって、村にあったバイク1台と家1軒が燃やされたという知らせを聞いたが、自分では確認できていない、と上記の村人が述べた。

 本日(5月19日)の早朝にも、軍が重火器で再び攻撃し、再び逃げてきた村人がいる、と上記のラウッロン村の村人が述べた。

 4月初旬に結成された、チン州内と州外に住むチン民族を束ねて組織したチンランド防衛隊を率い、ハカ、カンペッレッ、ミンダッ、ティーテインをはじめとする市で、軍評議会の軍に対し伝統の手製先込め銃だけを頼りに、抵抗、反乱を起こした。

 今月初旬の4日にも、チン州の州都ハカで軍評議会の軍をCDF(ハカ)が夜に反撃し、軍評議会側の兵士5名が死亡、10名が負傷した。

ミャンマーナウ 2021/5/19

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( 翻訳者:KR )
( 記事ID:5931 )