軍評議会、国民民主連盟(NLD)解党する予定を発表
2021年05月22日付 その他 - ミャンマーナウ 紙


選挙で不正を働いた人物たちも国家反逆者として法的措置を講じる旨,軍評議会の選挙委員会が豪語した。

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国民民主連盟(NLD)の登録を抹消し,党指導者らを国家反逆者として法的措置を講じるよう進めていると,軍評議会が新たに組織したミャンマー連邦選挙管理員会(UEC)委員長のウー・テインソーが発表した。

同氏は,5月21日にネーピードーで実施された政治政党との会談において,2020年選挙の票集計調査がまもなく終了し,意図的に不正を働いたNLD党に対して法的措置を講じることを,上記の通り述べた。

「我々は,予め不正を企て実行したNLD党の登録を抹消しなくてはならない。実行者らに対しても、国家反逆者として法的措置を講じなければならない。その考えすでに進めている最中である」と同氏は述べた。

2020年の選挙で圧倒的勝利を獲得するために,NLD政府が投票者リストを膨らませたこと,明確な根拠もないままに、投票権を付与したり、期日前投票をNLDに優位となるよう利用したこと,政府側からあらゆる手段で選挙管理委員会に影響力を与えるよう、予め計画し実行したとも,同氏は非難した。

「単独政権を組織するため,意図的に動いたのだ」と同氏は述べた。

2020年総選挙が実施された315郡の内306郡で投票集計調査が終了したため,NLD党と責任者に法的措置を講じる計画はもうすぐなされると同氏は述べたが,まだ確実なことは不明である。

軍評議会が任命した選挙管理委員会は,5月21日の会談に出席した政党に対しても,2020年の選挙で遭遇した不正に関する証拠を提供するよう,合法的に要請した。

2020年の各種選挙でNLD党が全土で80パーセント以上の勝利を収めた後,軍部指導者は受入れられないと述べ,2月1日に文民政府を転覆させ,クーデターを起こした。

その他,選挙管理委員会も新たに組織し,元軍事司法長官のウー・テインソーを代表に据えた。同氏は,ミャンマー選挙史上,不正を数限りなく行ったとして有名であり、元軍人による「文民」政党ともいうべき連邦団結発展党(USDP)に権力を譲渡した2010年選挙を,選挙管理委会委員長として監督した人物である。

軍評議会の管理下にある選挙管理委員会との5月21日の会談には約60の政党が出席したが,その多くは選挙で1議席すら獲得したことのない政党であった。

選挙管理委員会が,解党および責任者への法的措置を警告していたNLD党上層指導者らと多くの党参加者を,クーデター以降,軍隊は逮捕・拘束し,あらゆる条項により起訴している。

Myanmar Now
2021年5月21日発行

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( 翻訳者:NY )
( 記事ID:5933 )