ベトナム、拘束されている漁民に対する人道的対応をマレーシアに要請


ベトナム外務省は、在マレーシアのベトナム大使館に対し、直ちに現地の各関係機関に連絡して拘束されている漁民に対する人道的対応を要請するとともに、関連情報を確認するよう指導した。



4月29日午後の外務省定例記者会見において、4月26日にマレーシア当局が、同国の海域で違法漁獲を行ったとして３隻のベトナム漁船を拘束したとの通報に関する記者からの質問に答え、外務省のドアン・カック・ビエット副報道官は本通報を受け直ちに在マレーシアのベトナム大使館に対し、直ちに現地の各関係機関に連絡して拘束されている漁民に対する人道的対応を要請するとともに、関連情報を確認して、公民保護にかかる必要な措置を主体的に講じるよう指導したと述べた。

また、仮に違反があれば、国内の関係機関が捜査および処分を行うためベトナムに移送するところ、大使館は、そのための根拠となる当該漁船関連の資料、証拠を十分に提供するようマレーシア側に要請する。

ベトナムは、漁業を持続的な方向に発展させること、水産資源を保存しその発揮を重視すること、環境を保護すること、国際社会と協力すること、との一貫した方針を掲げている。

ベトナムの漁民は、常に、ベトナムと各国の法律およびベトナムが関係する国際約束を尊重するとの教育・宣伝を受けており、海域の管轄権、1982年のUNCLOSに則り確立された沿岸国の海域の管轄権を犯すことはない。

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（ 翻訳者:秋山由莉奈 ）
（ 記事ID:5943 )