在米アジア系に対するヘイトクライム:ベトナム人被害者は8.3%
2021年05月07日付 VietnamPlus 紙
3月27日、ニューヨークでアジア系の人々に対する暴力に反対する行進に参加する人たち
3月27日、ニューヨークでアジア系の人々に対する暴力に反対する行進に参加する人たち

在米アジア系に対するヘイトクライム:ベトナム人被害者は8.3%


確認されたヘイトアタックの被害者のうち43.7%は中国人であり、韓国人、フィリピン人、ベトナム人は順に約16.6%、8.8%、8.3%を占める。



駐ワシントンの国営ベトナム人通信社特派員によると、5月6日、アジア系アメリカ人に対する差別の解決を目指す全米組織のStop APPI Hateは、これまでに報じられた、アジア系を標的とした犯罪の件数がこの1年で2倍以上に増加したと発表した。

Stop AAPI Hate(AAPIとは、全てのアジア・太平洋諸国系アメリカ人を指す)は、2020年3月から2021年3月にかけて報告されたヘイトアタックが、3,795件から6,603件に増加したと発表した。

同団体はまた、被害件数は毎年54%増加しており、2020年に4,193件、2021年に2,410件発生しているとして、アメリカで起こっているヘイトクライムの波について認識を深める必要があると述べた。

注目すべきは、確認されたヘイトアタックの被害者のうち、43.7%は中国人であり、韓国人、フィリピン人、ベトナム人は順に約16.6%、8.8%、8.3%を占めることである。

2021年初めにジョージア州の州都アトランタ市で起きた、最も有名なアジア系アメリカ人へのヘイトアタックでは、3月16日の銃発砲事件で8人が死亡するに至った。

先日、Jhené AikoやSaweetieのような芸能界の歌手や著名人も参加する”See Us Unite for Change―AAPIコミュニティのためのアジア系アメリカ人財団”との特集番組を含めた各活動を推進するため、「アジア系アメリカ人財団」が設立された。

予定では、同番組は5月12日に、MTV、BET、VH1、Comedy CentralといったViacom系列のいくつかのチャンネルで放送され、またFacebook Watchでも配信される。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:斉藤彩香 )
( 記事ID:5944 )