ブイ・タイン・ソン外相、国連事務総長特使(ミャンマー問題担当)と会談
2021年04月24日付 VietnamPlus 紙
ミャンマー問題を担当するクリスティーン・シュレイナ―・バーグナー国連事務総長特使と会見するブイ・タイン・ソン外相
ブイ・タイン・ソン外相、国連事務総長特使(ミャンマー問題担当)と会談
ソン外相は、ミャンマー情勢にアプローチするにあたりベトナムの立場を共有した上で、ベトナムとしてはASEANと共に、ミャンマーに最も適した解決策を常に積極的に模索していくことを確認した。
4月24日午前、インドネシアの首都・ジャカルタで、ソン外相は、ミャンマー問題を担当するクリスティーン・シュレイナ―・バーグナー国連事務総長特使と会見した。
国営ベトナム通信社の特派員によると、会見の中で、双方はミャンマー情勢に関する最新情報を共有した。バーグナー特使は、国連事務総長から委ねられた任務を遂行するため、特に、ミャンマーの緊張状態の解決を模索するための各当事者との面会や協議の調整に尽力してきたと伝えた。
特使はまた、ミャンマーにいる人々の被害についても懸念を示し、ASEANが積極的な取り組みを行い問題解決に貢献し、ミャンマーに再び安定と平和がもたらされることを期待すると述べた。
ソン外相は、ミャンマー問題の解決に向けた取り組みにおける、国連とバーグナー特使自身の努力を認めた。外相は、ベトナムはミャンマーの不安定な状況に関して、国際社会や国連が抱いている深い懸念を共有すると強調した。
ソン外相は、ミャンマー情勢にアプローチするにあたりベトナムの立場を共有した上で、ベトナムはミャンマーの動向を常に注視し、ASEANと共に、ミャンマーに最も適した解決策を常に積極的に模索していくことを確認した。
外相は、暴力行為を抑制しこれを終わらせること、人道的支援をすること、対話へと向かわせること、そして、これらの全ての過程でASEANの中心的な役割を発揮することの重要性を強く主張した。
ソン外相はまた、ASEAN加盟国の中で現在唯一の国連非常任理事国であるベトナムとしては、国連がミャンマーとの関係においてバランスを保ち、ミャンマー問題に関して全面的に協議できるように、これまでも、また現在も尽力していると強調した。
外相は、国際社会と国連、そしてバーグナー特使自身が、ASEAN全体、就中ベトナムによる本問題の解決にあたる努力を支持し支援くださるよう期待を表明した。
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( 翻訳者:鎌野天衣 )
( 記事ID:5947 )